エゾタチカタバミは、カタバミによく似ていますが、細い茎がまっすぐ立ち上がる多年草です。日本では北海道と本州の中部より北の山地に生え、林の中や林道沿いで見られます。

姿・形

育つ姿
茎は細く直立する多年草で、が長く伸びます。
葉
ハート形の小葉3枚からなる葉で、夜や曇りの日には閉じます。
花
5枚の花びらをもつ黄色い花が、葉のわきに数個ずつ咲きます。
実
花が終わったあと、果実の柄は下向きに曲がりません。

間違えやすい生き物

カタバミOxalis corniculata

カタバミは茎が地面をはって広がります。エゾタチカタバミは茎が細く直立し、がはっきりせず、花のあと果実の柄が下を向きません。カタバミのうち茎が立つタチカタバミと呼ばれる型は、托葉がはっきりしていて、葉のふちにだけ毛があります。

間違えやすい理由葉や花の形がほとんど同じです。

オッタチカタバミOxalis dillenii

オッタチカタバミは茎の毛が寝ていて、花はふつう2個ずつつき、花のあとの果実の柄が下向きに曲がります。エゾタチカタバミは毛が横に開き、花が7個までつき、果実がまっすぐ立ちます。毛や果実の柄を近くから撮った写真があると確かめやすくなります。

間違えやすい理由どちらも茎が立ち上がり、かつては学名も混同されていました。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林内
  • 林縁
  • 林道・道端
分布
東アジアと北アメリカ東部に分布します。日本では北海道から本州の中部・北部にかけて見られます。
好む環境
山地の林の中や林の縁、道端などに生えます。

繁殖と一生

種の広がり方
熟した果実は、触れるとはじけて種子を飛ばします。

名前と分類

名前について
昔の文献では、オッタチカタバミ(Oxalis dillenii)にOxalis strictaの学名が当てられたことがあります。そのため古い記録の「O. stricta」はオッタチカタバミを指している場合があります。Oxalis fontanaという学名も本種を指す名前として使われてきました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

エゾタチカタバミ(Oxalis stricta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo