タイリクヤマブキソウは、朝鮮半島や中国、ロシア極東の林に生えるケシ科の多年草で、春に4枚の花びらの黄色い花を咲かせます。日本には自生せず、日本の野山で見られるのはよく似たヤマブキソウ(Hylomecon japonica)です。

姿・形

育つ姿
高さ20〜40cmほどの多年草で、地下茎で広がって群生します。
葉
ふつう5枚(ときに3枚か7枚)の小葉が羽のように並ぶです。
花
直径3.5〜5cmの鮮やかな黄色の花で、花びらは4枚です。咲き始めはお椀形で、しだいに平らに開きます。
実
花のあとに細長いさや状の実ができ、中に種子がいくつか入ります。

間違えやすい生き物

ヤマブキKerria japonica

ヤマブキは高さ1〜2mの低木で、一重咲きの花びらは5枚です。タイリクヤマブキソウは膝より低い草で、花びらは4枚です。

間違えやすい理由ヤマブキソウの名は、花の色がヤマブキに似ていることに由来します。

クサノオウChelidonium asiaticum

クサノオウは高さ30〜80cmと大きく、葉が深く切れ込み、枝先に花がいくつも集まって咲きます。

間違えやすい理由同じケシ科で、黄色い4弁花をつけ、茎を切ると汁が出ます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湿った林
  • 林床
分布
朝鮮半島、中国、ロシア極東に分布します。日本では野生では見られません。
好む環境
腐葉土がたまった、日陰の湿った林床を好みます。

注意すること

注意すること
毒性が強く食べられないとする見方があります。茎を切ると赤みのある橙色の汁が出ます。

名前と分類

名前について
日本のヤマブキソウとごく近く、同じ種とみなす見方と、別の種として分ける見方があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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タイリクヤマブキソウ(Hylomecon vernalis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo