ホップ(和名セイヨウカラハナソウ)は、ヨーロッパと西アジア原産のつる性多年草で、雌株にできるがビールの苦味と香りのもとになります。日本では明治時代に北海道で栽培が始まり、今は東北と北海道で育てられています。
姿・形
- 育つ姿
- つる性の多年草です。春に芽を出して夏の間に7m以上よじ登り、秋には地上部が枯れて地下茎で冬を越します。
- 葉
- 葉は手のひら状に3〜5裂します。茎や葉には下向きの鉤状の毛があり、これで物に引っかかって登ります。
- 花
- です。雌株の花は松かさに似た毬花になり、中の黄色い粒()にビールの苦味と香りの成分が含まれます。
- 実
- 実は種を1つ含む小さな乾いた実()です。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 庭
- 草地
- 分布
- ヨーロッパから西アジアが原産です。日本では主にビール用に栽培され、最大の産地は岩手県遠野市です。
- 好む環境
- 日当たりがよく、適度に雨の降る場所を好みます。
育て方
- 育て方
- つるがよく伸びるので、緑のカーテンにも使われます。
- 増やし方
- 株は長く生き、畑では10〜30年ほど同じ株を使います。
- 毒性
- 茎や葉に触れると、かぶれる人もいます。
名前と分類
- 名前について
- 日本の山野に自生するカラハナソウは、ホップの変種(H. lupulus var. cordifolius)とする見方と、別種 Humulus cordifolius とする見方があります。後者の見方では、Humulus lupulus はヨーロッパ・西アジア原産のホップを指し、山のカラハナソウは含みません。
- 品種といろいろな姿
- ビール用に多くの品種が栽培されています。葉が黄色い観賞用の品種 'Aureus' もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 日本でのホップ栽培は、1877年(明治10年)に北海道開拓使が海外から苗を持ち込んだのが始まりとされます。
- 1516年にドイツで定められたビール純粋令では、ビールの原料を大麦・ホップ・水に限りました。
- 種小名 lupulus はラテン語で「小さなオオカミ」の意味で、ほかの木に絡みついて覆ってしまう性質に由来します。
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