コムギはパンや麺、菓子になる小麦粉の原料で、世界でもっとも多く栽培される作物のひとつです。日本では弥生時代には伝わっていたと考えられ、今は北海道が国内生産の6割以上を占めます。
姿・形
- 育つ姿
- イネ科の一年草です。
- 実
- 粒の約84%が小麦粉になるで、ほかにふすま(外皮)と胚芽があります。
間違えやすい生き物
オオムギHordeum vulgare
コムギは穂の節ごとにが1つずつつき、は品種によってあったりなかったりします。オオムギは小穂が3つずつ並び、それぞれに16cmにもなる長い芒(のぎ)があって穂がふさふさに見え、熟すと穂が垂れ下がります。
間違えやすい理由同じように畑で育てられ、穂の形も似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 水田(稲の裏作)
- 分布
- 約8,000年前、南コーカサスからカスピ海南西部あたりで生まれました。日本では北海道の十勝・オホーツク地方が主産地で、本州の多くでは稲を刈ったあとの冬作として育てます。
- 好む環境
- 本州では収穫期が梅雨と重なり、収量や品質が落ちやすいです。
育て方
- 育て方
- 秋まきのコムギは秋に種をまいて冬を越し、夏に収穫します。春まきは春にまいて夏の終わりに収穫します。
名前と分類
- 名前について
- パンコムギは、栽培されていたコムギ(エンマーコムギの系統)と野生の草 Aegilops tauschii が自然に交雑してできた種で、染色体のセットを6組もっています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 平安時代の『和名類聚抄』には「古牟岐(こむぎ)」「末牟岐(まむぎ)」の名が見られます。
- 1935年に岩手県の試験場で生まれた「農林10号」は茎が短く倒れにくく、緑の革命で多収品種をつくる親として世界に広まりました。
- 日本の小麦の自給率は1963年の約20%から1973年には4%まで下がり、2005年には14%に持ち直しました。
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