ナガチャコガネは、体が細長い赤茶色のコガネムシです。幼虫が土の中で根を食べるため、苗畑や茶園、庭木のイチイなどで被害を出すことで知られています。成虫は日没直後、地上20〜30cmほどの低いところを飛びます。

姿・形

姿
体長11〜14mmほどの赤茶色のコガネムシで、体は細長く、両脇がほぼ平行です。雌の触角は雄より短く、雌雄を見分ける手がかりになります。

間違えやすい生き物

アカビロウドコガネMaladera formosae

アカビロウドコガネは体長8〜9mmと小さく、ずんぐりした体に虹色の光沢があります。ナガチャコガネは11〜14mmで細長い体です。長野県の苗畑では、ナガチャコガネの成虫は6月上旬〜7月下旬、アカビロウドコガネは7月上旬〜9月上旬に出ます。

間違えやすい理由どちらも赤茶色のコガネムシで、同じ苗畑で幼虫が根を食べます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 苗畑
  • 茶園
  • 庭木の根元
分布
北海道、本州、四国、九州に分布します。国外では朝鮮半島やロシア極東にもいます。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜8月

暮らし

食べ物
成虫は茶園のまわりのメヒシバなどの雑草を食べますが、ほとんど食べないとする記録もあります。幼虫ははじめ土の中のを食べ、育つと細い根を食べます。
活動
成虫は夜行性で、日没直後の1〜2時間だけ地上20〜30cmほどを飛びます。飛んでいるのはほとんどが雄で、雌は地面や下枝、雑草にとまって雄を待ちます。
冬越し
幼虫で冬を越します。北海道では地下15〜20cmにもぐりますが、埼玉県の茶園では冬も活発に根を食べ続けます。

繁殖と一生

繁殖期
成虫が出る時期は地域で少しずれます。埼玉県の茶園では6月上旬から現れて6月下旬〜7月上旬に最も多くなり、北海道の林業試験場の資料では6月下旬〜7月下旬とされています。年1回の発生です。
幼虫
幼虫はC字形の白いイモムシで、頭と胸の脚は黄褐色です。最大25mmほどになり、スギ・ヒノキ・カラマツ・イチイなど多くの針葉樹や広葉樹の根を食べます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
小さな苗木ほど被害が大きく、1年生の苗は根をかじられて枯れることがあります。生け垣のイチイも根を食べられやすく、弱ったり枯れたりすることがあります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ナガチャコガネ(Heptophylla picea)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo