セイヨウスモモは、乾燥させたプルーンでおなじみのスモモの仲間です。日本で「プラム」「スモモ」として多く出回るのはニホンスモモですが、セイヨウスモモの生果は「プルーン」として売られ、長野県が生産量日本一です。

姿・形

育つ姿
落葉性の小高木または大きな低木で、枝にはふつうとげがありません。
葉
葉は楕円形から倒卵形で、長さ4〜10cmほど、縁に丸いぎざぎざがあります。
花
春、白色または緑がかった白色の花が、葉より先か葉と同時に咲きます。花は1〜2個ずつ付きます。
実
果実は青黒色、赤色、黄色などで、中に大きな種子が1個あります。種子は平たく、ふつう果肉から離れやすいです。

間違えやすい生き物

スモモ(ニホンスモモ)Prunus salicina

ニホンスモモは花がふつう3個ずつ集まって咲き、セイヨウスモモは1〜2個ずつ咲きます。果実だけでは品種が多く、見分けにくいです。

間違えやすい理由どちらも「プラム」と呼ばれ、果実がよく似ています。

ミロバランスモモPrunus cerasifera

ミロバランスモモの果実は直径2〜3cmと小さく丸いです。セイヨウスモモの果実は長さ4〜7.5cmほどで、ずっと大きいです。

間違えやすい理由白い花と実の形が似ていて、セイヨウスモモの親と考えられている近い仲間です。

モモPrunus persica

モモは花と果実の柄がほとんどなく、果実に細かい毛が密生します。セイヨウスモモは柄がはっきりしていて、果皮はなめらかです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 果樹園
  • 庭
分布
コーカサス地方の原産と考えられる栽培植物です。野生ではほとんど見られず、日本では果樹として栽培されています。
好む環境
日当たりと水はけのよい肥えた土を好みます。花が早く咲くので、遅霜や冷たい風を避けられる場所が向いています。

育て方

増やし方
ふつうで増やします。

名前と分類

名前について
ヨーロッパスモモとも呼ばれます。スピノサスモモ(Prunus spinosa)とミロバランスモモ(Prunus cerasifera)の自然交雑で生まれたという説が長く知られています。その後の一部の研究では、ミロバランスモモだけから生じた可能性も示されています。
品種といろいろな姿
品種が非常に多く、種を入れたまま乾燥できるプルーン系、黄色く丸いミラベル、小さく酸味の強いダムソンなどがあります。日本で「プルーン」として売られている青い果皮の品種には、本来のプルーン系とは別の系統のものもあります。緑色の実のグリーンゲージ(レーヌ・クロード)は亜種 Prunus domestica italica として別に扱われています。

保全状況

IUCNレッドリスト
DDデータ不足判断できるだけの情報がまだ足りません

文化と話題

文化と話題
  • 栽培の歴史は約2,000年といわれます。
  • 長野県のプルーン栽培は、日照時間が長く雨が少ない内陸の気候のもとで行われています(生産量全国一は2016年産)。
  • 生で食べるほか、ジャム、コンポート、果実酒に使い、酸味は豚肉や鴨のソースにも合います。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

セイヨウスモモ(Prunus domestica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo