ヒヨドリは「ヒーヨ、ヒーヨ」と鳴く、日本の町でおなじみの鳥です。果実や花の蜜を食べ、秋には群れで移動する姿が見られます。ほおの茶色い模様が目印です。

姿・形

姿
全長は約28〜30cmで、全体に灰色がかった褐色です。ほおに茶色の模様があり、尾が長めです。
声
一年中、大きく甲高い声で鳴きます。

間違えやすい生き物

ムクドリSpodiopsar cineraceus

ムクドリ(Spodiopsar cineraceus)は黄色いくちばしと脚、白っぽい頬が目立ちます。ヒヨドリは灰色の体に茶色い頬があり、尾も長めです。

間違えやすい理由どちらも町の木や電線でよく見ます。

シロガシラPycnonotus sinensis

沖縄で見かけるシロガシラ(Pycnonotus sinensis)は頭の白い部分が目立ち、ヒヨドリより小さめです。ヒヨドリの頬は茶色です。

間違えやすい理由沖縄では両方のヒヨドリ類を見かけます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 市街地
  • 公園・庭
  • 林
  • 畑のまわり
分布
サハリン南部から朝鮮半島、日本、台湾の蘭嶼、フィリピン北部の島々まで、東アジアに分布します。日本周辺が主な生息地です。
いる時期
とがいます。北の地方や高地の群れは秋に南へ移動し、暖かい地域では一年中見られます。
記録される時期

一年中、毎年記録されています · 記録が特に多いのは2〜3月

繁殖 5〜9月

日本での観察4,609件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
水分の多い果実や花の蜜を好みます。夏は昆虫もよく食べます。

繁殖と一生

繁殖期
5〜9月
巣
木の上におわん形の巣をつくります。
卵の数
卵4個が多い
抱卵
約2週間
巣立ち
ふ化から約10日

名前と分類

名前について
本州から九州にすむもの、北海道南西部で繁殖するエゾヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis hensoni)、南の島々のものなど、地域によって異なるに分けられています。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本では、亜種ハシブトヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis magnirostris)が絶滅危惧Ⅱ類、亜種ダイトウヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis borodinonis)が準絶滅危惧に指定されています。

文化と話題

文化と話題
  • 名前は鳴き声から来たという説と、稗を食べる「ヒエドリ」から変わったという説があります。
  • 源平の一ノ谷の戦いで知られる地名「鵯越(ひよどりごえ)」にこの鳥の名前が使われています。
  • ヒヨドリは秋から初冬のです。
  • 日本ではにも指定されています。
ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo