マルバフジバカマは北アメリカ原産のキク科の多年草で、明治時代に日本へ持ち込まれ、箱根などで野生化しています。晩夏から秋に、白い小さなをたくさんつけます。林の中の日陰にも入り込むため、在来の植物との競合が心配されています。

姿・形

姿
太く長いをもつやや大型の多年草で、高さは1.5mほどになります。
葉
葉は対生し、縁にぎざぎざのある卵形で、表面はやや艶のある濃い緑色です。
花
頭花は10〜30個ほどの白いだけでできていて、はありません。
花の時期
晩夏〜秋

間違えやすい生き物

ヒヨドリバナEupatorium makinoi

ヒヨドリバナの頭花は筒状花5個ほどでできていて、葉は細長く裏に腺点があります。マルバフジバカマの頭花は10〜30個ほどの花でできていて、葉は幅の広い卵形です。

間違えやすい理由同じ時期に白い小さな頭花を茎の先にまとめてつけます。

フジバカマEupatorium japonicum

フジバカマは下のほうの葉が3つに裂け、頭花は淡い紫色を帯びます。マルバフジバカマの葉は裂けない卵形で、花は白です。

間違えやすい理由名前が似ていて、園芸品種が「フジバカマ」の名で売られることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林の中
  • 林縁
  • 公園
  • 道ばた
分布
1896年に渡来し、1910年代には神奈川県箱根で野生化が確認されています。その後、本州各地や北海道でも定着が知られています。
好む環境
造成地や河原のような荒れた場所だけでなく、林の中の日陰でも育ちます。シカが食べないため、シカの食害で他の植物が減った場所で増えやすいという指摘があります。

繁殖と一生

種の広がり方
花のあと、白い綿毛のついた小さな種子が風で運ばれます。

育て方

育て方
銅葉の園芸品種'チョコレート'('チョコラータ')が「銅葉フジバカマ」「シソバフジバカマ」などの名で出回っています。日に当たると葉色が濃くなり、やや湿った土を好み、日陰にも耐えます。
毒性
原産地の北アメリカでは、本種を食べた牛の乳を飲んだ人が中毒する「ミルク病」の原因植物として知られています。

名前と分類

名前について
以前はヒヨドリバナ属(Eupatorium)に入れられ、Eupatorium rugosumと呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
環境省の生態系被害防止外来種リストで「その他の総合対策外来種」に選ばれています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

マルバフジバカマ(Ageratina altissima)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo