クチナシは、日本の暖かい地域に自生するで、梅雨のころに甘く強い香りの白い花を咲かせます。庭木には一重咲きとがあり、一重咲きは秋に橙色の実をつけます。

姿・形

育つ姿
枝分かれの多い常緑低木で、野生では高さ1〜2 mほどになることが多いです。園芸品種では大きさがさまざまです。
葉
葉は厚く光沢のある濃緑色で、向かい合うか、枝の同じ高さから3枚ずつ出ます。葉の縁はほぼ滑らかです。
花
白い花は甘く強く香り、咲き進むと淡黄色になります。野生型はふつう一重ですが、庭では八重咲きもよく植えられます。
花の時期
日本では6〜7月に咲きます。
実
一重咲きでは、花を包んでいた緑の部分と縦の筋が残る黄赤色の実ができます。熟しても自然には裂けません。

間違えやすい生き物

ヤブツバキCamellia japonica

ヤブツバキの葉は枝に互い違いにつき、縁に細かなギザギザがあります。クチナシの葉は向かい合うか、枝の同じ高さから3枚ずつ出て、縁はほぼ滑らかで、初夏に香りの強い白花を咲かせます。

間違えやすい理由どちらも厚く光沢のある葉を一年中つける低木です。

アオキAucuba japonica

アオキの葉はより大きく、上半分の縁に粗いギザギザがあり、雌の株には赤い実がつきます。クチナシの葉の縁はほぼ滑らかで、実は橙色で縦の筋があります。

間違えやすい理由どちらも向かい合ってつく光沢のある葉を一年中つける低木です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 暖地の照葉樹林
  • 林縁
  • 庭・公園
分布
日本では本州の静岡県以西、四国、九州、沖縄の暖地に分布します。東アジアから東南アジアにも広く分布します。
好む環境
明るい半日陰と、腐植を含むで水はけのよい土を好みます。寒風と根の乾燥を避けると育てやすいです。
花の時期

6〜7月に咲きます

花 6〜7月

育て方

増やし方
種まき、挿し木、取り木、接ぎ木で増やせます。八重咲きの品種では実がつきにくいことがあります。

名前と分類

品種といろいろな姿
一重咲きや八重咲き、低く広がる品種や斑入り葉の品種などがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 熟した実が裂けないことから「口無し」と呼ばれたという説があります。
  • 実の黄色い色素は、栗きんとんやたくあんなどの着色に利用されます。
クチナシ(Gardenia jasminoides)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo