キンロバイ(金露梅)は、梅に似た黄色い花を咲かせるバラ科の小さな落葉低木です。日本では北海道・本州・四国の亜高山から高山の、や石灰岩の岩場に自生します。環境省レッドリストでは絶滅危惧II類とされています。
姿・形
- 姿
- 褐色の樹皮が薄くはがれます。
- 育つ姿
- 高さ50〜100cmほどの落葉小低木です。
- 葉
- 3枚または5枚の小葉からなる羽状の複葉で、互い違いにつきます。小葉は長さ1〜2cmです。
- 花
- 直径2〜2.5cmの黄色い5弁花で、雄しべは約20個あります。まれに白い花もあります。
- 花の時期
- 日本では6〜8月に咲きます。
- 実
- 毛が密生した小さながたくさん集まってつきます。
間違えやすい生き物
ハクロバイDasiphora mandshurica
花が白いものがハクロバイ(ギンロバイ)、黄色いものがキンロバイです。ハクロバイは亜高山帯の石灰岩地に多く、南アルプスや四国の剣山などに分布します。
間違えやすい理由同じ仲間の低木で、花の形や葉がよく似ています。キンロバイの白花の変種として扱われることもあります。
すむ場所
- よく見られる場所
- 亜高山〜高山の岩礫地
- 蛇紋岩地・石灰岩地
- 分布
- 日本では北海道(夕張山地・芦別岳・アポイ岳など)、本州(早池峰山・八ヶ岳・南アルプスなど)、四国に分布します。世界では北半球の温帯から寒帯、高山帯に広く分布します。
- 好む環境
- 蛇紋岩や石灰岩でできた、岩や礫の多い明るい場所に生えます。
- 花の時期
6〜8月に咲きます
花 6〜8月
育て方
- 育て方
- 白・橙・ピンクの花の園芸品種も数多く作られています。
名前と分類
- 名前について
- 以前はキジムシロ属に含められ、Potentilla fruticosaという学名で呼ばれていました。園芸では今もこの名がよく使われます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 環境省レッドリスト(2012年版)で絶滅危惧II類(VU)に選ばれています。
文化と話題
- 文化と話題
- 和名の「金露梅」は、黄色い花を梅の花に見立てた名前です。種小名のfruticosaは「低木状の」という意味です。
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