オニヤブソテツは、厚くつやのある濃い緑の葉をもつ常緑のシダで、日本のヤブソテツの仲間ではいちばん普通に見られます。海岸の岩場から道ばた、石垣、家のまわりまで、日当たりのよい乾いた場所にも生えます。庭に植えられることもあり、欧米では「ホーリー・ファーン」として観葉植物に人気があります。

姿・形

姿
の裏に丸いが散らばり、円い盾のような覆いをかぶっています。
育つ姿
太く短い根茎から葉を束になって出す常緑の多年生シダです。
葉
葉は小さな葉(羽片)が軸の左右に一列に並ぶ形で、羽片は幅広く厚く、濃い緑色で強いつやがあります。羽片は先が鎌のように曲がります。

間違えやすい生き物

ヤブソテツCyrtomium fortunei

ヤブソテツは葉が薄く黄緑色でつやがなく、羽片がふつう10対以上と多めです。オニヤブソテツは羽片が幅広く厚く、濃い緑でつやがあります。

間違えやすい理由同じ属で、葉の形がよく似ています。

ヒロハヤブソテツCyrtomium macrophyllum

ヒロハヤブソテツは羽片がとくに幅広く、羽片に分かれない1枚の葉をつけることもあります。

間違えやすい理由羽片が大きく、つやのある葉が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 海岸の岩場
  • 道ばた
  • 石垣
  • 人家のまわり
分布
北海道南部から琉球列島まで分布します。国外では朝鮮半島や中国、台湾、ベトナムなどに分布します。
好む環境
ヤブソテツの仲間としては珍しく、日当たりがよく乾いた場所にも生えます。

繁殖と一生

増え方
ふつうに見られるものの多くは3倍体で、受精を経ずに胞子だけで殖えるをするとされます。

名前と分類

名前について
形の変化が大きく、羽片が不規則に裂けるキレハヤブソテツや、海岸の際に生えるとても小さなヒメオニヤブソテツなどの型が知られています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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オニヤブソテツ(Cyrtomium falcatum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo