ウスリーミセバヤは、朝鮮半島とロシア極東のウスリー地方に分布するミセバヤの仲間です。岩壁から垂れ下がる茎の先に、濃い赤紫色の花を丸く集めて咲かせます。日本で野生に見られるのは本種の変種とされるツガルミセバヤだけで、白神山地周辺の岩場に生え、白い花を咲かせます。
姿・形
- 育つ姿
- 全体がの多年草で、高さ15〜30cmです。赤みを帯びた茎が岩壁から垂れ下がります。
- 葉
- 葉は円形から卵形で柄がなく、2枚ずつ十字形にします。縁に波状の浅いぎざぎざがあります。
- 花
- 茎の先に濃い赤紫色の小さな花が丸く密に集まって咲きます。韓国では7月下旬から10月初めに咲きます。
間違えやすい生き物
ミセバヤHylotelephium sieboldii
ミセバヤは葉が3枚ずつし、花は淡い紅色で10〜11月に咲きます。ウスリーミセバヤは葉が2枚ずつ対生し、花は濃い赤紫色です。
間違えやすい理由丸く厚い葉、垂れ下がる茎、秋に咲く紅色の花がよく似ていて、どちらも鉢植えで育てられます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 渓谷の岩壁
- 岩の割れ目
- 分布
- 韓国(慶尚北道の周王山など)と、ロシアのウスリー地方に分布します。日本では変種ツガルミセバヤが青森県・秋田県にまたがる白神山地周辺に分布します。
- 好む環境
- 日陰になる渓谷の切り立った岩壁の割れ目に根を張ります。
名前と分類
- 名前について
- ツガルミセバヤは本種の変種 Hylotelephium ussuriense var. tsugaruense として扱われることも、独立種 Hylotelephium tsugaruense とされることもあります。種小名 ussuriense は「ウスリー地方の」という意味です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
ほかの生き物も見てみる
出会った生き物を記録して、集めていこう
写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。





