ハト科は、街のドバト、林のキジバト、島のカラスバト、緑色のアオバトなどを含む鳥の仲間です。両親とも、飲み込んだ餌をためる袋の内側で栄養の多い餌を作り、ふ化したばかりのひなに与えます。

このグループの生き物

キジバトStreptopelia orientalis

市街地から山地まで広く暮らす在来種です。赤褐色のうろこ模様の翼と首のしま模様が目印です。

カワラバトColumba livia

日本の街で見るものはドバトと呼ばれる飼育由来の個体が中心です。羽色と模様はとても多様です。

アオバトTreron sieboldii

森林で木の実を食べる緑色のハトです。夏に海岸へ塩分を含む水を飲みに来る地域もあります。

カラスバトColumba janthina

日本の島の常緑広葉樹林に暮らす大形のハトです。黒く見える体には緑や紫の金属光沢があります。

キンバトChalcophaps indica

南西諸島の森林に暮らす小形のハトです。翼の金属光沢のある緑色が目立ちます。

姿・形

見分けるポイント
丸みのある胴、小さな頭、短いくちばしを持つ種が多いです。地上を歩いて餌を拾い、驚くと力強く直線的に飛ぶ姿がよく見られます。
声
低く繰り返す鳴き声が多く、リズムや音の高さが種を見分ける手掛かりになります。キジバトは低く「デーデー、ポーポー」と鳴きます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 市街地・農地
  • 林縁
  • 森林・島
分布
キジバトは北海道から南西諸島まで広く見られ、北海道では主に夏に渡来します。ドバトは都市に多く、アオバトやカラスバトなどは森林を主な生活場所にします。
いる時期
多くはですが、地域や種によって季節移動をします。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察7,906件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
温帯の多くの種は種子や穀物を食べ、森林性の種には果実を主に食べるものがいます。昆虫や新芽も食べる種がいます。
群れの暮らし
つがいで行動する種も、餌場やねぐらで大きな群れを作る種もいます。ドバトは市街地の広場や建物に集まりやすいです。

繁殖と一生

巣
多くの種は小枝を粗く組んだ浅い巣を作ります。ドバトは建物の張り出しや橋の下を岩棚のように使います。キジバトは街路樹にも巣を作ります。
卵の数
多くのハト科は一度に1~2個の卵を産みます。
抱卵
雌雄がともに卵を温めます。ふ化直後のひなには、両親がの内側で作るを与えます。

名前と分類

名前について
街のドバトは、人が飼ってきたカワラバト(Columba livia)の子孫が野外で暮らすものです。野生のカワラバトと同じ種です。
グループの名前
日常語の「ハト」はこの仲間全体にも街のドバトだけにも使われるため、文脈で範囲が変わります。
含まれる種の数
世界には300種を超えるハト科の鳥がいます。
品種といろいろな姿
ドバトには青灰色で二本のがある型だけでなく、白、黒、赤褐色、まだらなど多くの飼育由来の羽色があります。

保全状況

保全状況
日本では、アカガシラカラスバト(Columba janthina nitens)が絶滅危惧ⅠA類です。オガサワラカラスバト(Columba versicolor)とリュウキュウカラスバト(Columba jouyi)は絶滅とされています。
ハト科(Columbidae)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo