ハスは池や沼に生える多年草で、夏の早朝に桃色や白色の花が水面より高く開きます。大きな丸い葉は水をはじき、水滴が丸く転がります。泥の中の太いは食用のレンコンで、花は日本の仏教美術や季節の景色に結びついています。

姿・形

育つ姿
泥の中の地下茎から葉柄と花茎を伸ばすの水生植物です。
葉
葉は切れ込みのない大きな円形で、柄が中央につきます。表面は水を強くはじき、水滴が丸く転がります。
花
桃色または白色の大きな花が水面より高く咲きます。早朝に開き、昼ごろに閉じる動きを数日繰り返します。
花の時期
日本では主に7~9月に咲きます。
実
花びらが散ると、蜂の巣のようなの穴ごとに硬い種子が実ります。

間違えやすい生き物

ヒツジグサNymphaea tetragona

ヒツジグサ(Nymphaea tetragona)の葉には縁から中心へ切れ込みがあり、水面に浮かびます。ハスは切れ込みのない丸い葉と花を水面より高く伸ばします。

間違えやすい理由どちらも池に生える多年草で、丸い葉と白系の花があります。

アメリカキバスNelumbo lutea

アメリカキバス(Nelumbo lutea)の花は淡い黄色からクリーム色です。ハスは赤色・桃色・白色が基本ですが、交雑した園芸品種では花色だけで判断しにくい場合があります。

間違えやすい理由葉と、種子が入るシャワーヘッドのような部分がよく似る、近い仲間の植物です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 池・沼
  • 浅く静かな水辺
  • 水田の栽培地
分布
日本では古くから栽培され、池や沼、レンコン田などで見られます。
好む環境
日当たりがよく、流れの弱い浅い水を好みます。地下茎は水底の泥に根づきます。
花の時期

7〜9月に咲きます

花 7〜9月

育て方

増やし方
種子でも増えますが、泥の中を地下茎が伸びて大きな群れをつくります。

名前と分類

品種といろいろな姿
花ハスには桃色・赤色・白色、ひと重咲き・、小型の鉢用品種など多くの園芸品種があります。食用のレンコン用品種も同じ種です。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 古名の「はちす」は、種子が入る花托を蜂の巣に見立てた呼び名で、「はす」はそこから変化したとされます。
  • 泥から清らかな花を咲かせる姿は仏教で清らかさの象徴とされ、仏像が座るハス形の台座や寺院の模様にも表されます。
  • ハスは俳句では夏のとして扱われます。
ハス(Nelumbo nucifera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo