ツブラジイは、関東南部より西の暖かな林で見られる、一年中葉をつける木です。小さく丸い実は花が咲いた翌年の9~10月に熟し、古くから食用とされてきました。コジイとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
一年中葉をつける高木です。樹皮は年を重ねても比較的なめらかです。
葉
細めの枝に、表が濃い緑色で裏が灰褐色の葉をつけます。
花の時期
日本では5~6月に花が咲きます。
実
丸く小さな実は、花が咲いた翌年の9~10月に熟します。

間違えやすい生き物

スダジイCastanopsis sieboldii

熟した実をいくつか比べると、ツブラジイは小さく丸い傾向があります。実を包む殻には小さないぼもありますが、若い実や葉だけでは見分けにくいです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 暖かい地域の照葉樹林
  • やや内陸の林
分布
本州の関東南部以西、四国、九州に分布します。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月 · 実 9〜10月

名前と分類

名前について
スダジイ(Castanopsis sieboldii)とは別の種ですが、両者の中間のような姿の木もあります。台湾などのタカサゴジイ(C. carlesii)は、以前ツブラジイに含められていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • ツブラジイの名前は、実が丸いことに由来します。
  • 実は古くから食用とされ、木はシイタケ栽培の原木にも使われてきました。
ツブラジイ(Castanopsis cuspidata)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo