クロカタビロオサムシは、翅で飛ぶことができ、木に登ってガの幼虫を食べる大型のオサムシの仲間です。ブナの葉を食べるブナアオシャチホコが大発生した年には、クロカタビロオサムシも増えることが知られています。
姿・形
- 姿
- 体長22〜35mmほどの大型の甲虫です。体は黒く、前胸背板との縁に青緑色の光沢があります。オサムシ科の中では幅の広い体つきです。
間違えやすい生き物
エゾカタビロオサムシCalosoma chinense
エゾカタビロオサムシは背中全体が明るい銅色で、主に地面で暮らします。クロカタビロオサムシは黒地で縁が青緑色に光ります。体の形と色で見分けられるとされますが、クロカタビロオサムシにも銅色の光沢を帯びる個体があります。
間違えやすい理由同じ属で大きさも近く、どちらも翅があってガの幼虫を食べるためです。
すむ場所
- よく見られる場所
- クヌギ林
- 林縁
- 社寺林
- 分布
- 北海道・本州・四国・九州のほか、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア極東に分布します。
- 好む環境
- ふだんは大きな木のやの木の上で暮らし、地面を歩いている姿もよく見られます。
- 見られる時期
日本の場合
活動 5〜6月
暮らし
- 食べ物
- マイマイガなど、主にガの幼虫を食べます。
- 活動
- 成虫は5〜6月ごろクヌギ林に現れ、クヌギの樹液に集まることもあります。
- 冬越し
- 成虫が土の中の小さなすき間で冬を越します。
保全状況
- 保全状況
- 環境省レッドリストには載っていませんが、大きな木が残る里山林や社寺林が伐られたり減ったりしたため、愛媛県などでは県のレッドリストに選ばれています。
ほかの生き物も見てみる
出会った生き物を記録して、集めていこう
写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。





