ノスリは農耕地の電柱や木の上から地上の獲物を探すタカです。日本で繁殖する個体もいれば、北から渡ってきて冬を過ごす個体もいます。

姿・形

姿
幅広く丸みのある翼と、比較的短い尾をもつタカです。翼の下面にある手首にあたる部分の暗い模様と、腹の褐色の帯が手がかりですが、羽色には大きな個体差があります。
声
繁殖期には「ピーヨー」と聞こえる声を出します。

間違えやすい生き物

オオノスリButeo hemilasius

オオノスリは翼がより長く、体も大きく見えます。近い写真では脚の上半分を覆う羽毛も手がかりですが、飛んでいる姿を遠くから撮った写真だけでは難しいです。

間違えやすい理由どちらも褐色系で、羽色の変化が大きいノスリ属です。

ケアシノスリButeo lagopus

ケアシノスリは足指近くまで羽毛が覆います。淡色の個体は尾の付け根の白い部分と尾の先の黒い帯が目立ちますが、暗色の個体は写真1枚では見分けにくいです。

間違えやすい理由冬の開けた場所で見られる、よく似た大きさのノスリ属です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 農耕地
  • 河原・草地
  • 林のふち
分布
北海道から九州まで広く見られ、北海道と本州を中心に繁殖します。北方の個体の多くは秋に南へ移動します。
いる時期
地域によってまたはです。
好む環境
狩りをする開けた場所と、繁殖や休息に使う林が隣り合う環境を利用します。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察600件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
ネズミ類や小鳥、ヘビ、昆虫などを捕らえます。
活動
高い止まり場所から待ち伏せしたり、上空を旋回したり、空中で短く停止して地上の獲物を探したりします。

名前と分類

名前について
以前はButeo buteoやButeo buteo japonicusと呼ばれていましたが、現在はButeo japonicusという独立した種とされています。オガサワラノスリ(Buteo japonicus toyoshimai)はノスリので、以前はButeo buteo toyoshimaiと呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
兵庫県では繁殖個体群がBランク、越冬・通過個体群がCランクとされています。亜種のオガサワラノスリは、に指定されています。
ノスリ(Buteo japonicus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo