キヒトデは日本の海でふつうに見られる大型のヒトデで、ホタテガイやアサリを食べるため漁業の厄介者として知られています。船のに乗ってオーストラリアにも広がり、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。

姿・形

姿
腕はふつう5本ですが、4本や6本の個体もいます。体表にはイボ状のとげが密生しています。体色は白から黄色、濃い褐色まで個体差が大きく、大きなものは中心から腕先までの長さが20cmを超えます。

間違えやすい生き物

イトマキヒトデPatiria pectinifera

イトマキヒトデは腕が短くずんぐりした五角形に近い形で、背中は青地に赤い不規則なまだら模様があります。キヒトデは腕が長く、腕先が上に反り返ります。

間違えやすい理由どちらも日本の浅い海で見られる身近なヒトデです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 浅い海の砂泥底
  • 岩礁
  • 内湾
分布
日本(北海道以南)、中国北部、朝鮮半島、ロシア沿岸など北太平洋の冷たい海に生息しています。
好む環境
水温7〜10℃ほどの冷たい水を好みます。水深20mあたりに多く、50mより深いと少なくなります。
時期

日本の場合

繁殖 1〜4月

暮らし

食べ物
肉食性で、アサリなどの貝類を5本の腕で抱え込み、殻を少し開けて胃を差し込んで食べます。魚介類の死骸も食べます。

繁殖と一生

繁殖期
日本では1〜4月ごろに産卵します。
増え方
雌は約2千万個の卵を放出し、海中で受精します。幼生はしばらくプランクトンとして漂ったあと海底に降り、1年ほどで直径10cmほどになって成熟します。
寿命
多くは2〜3年、長いものは4年以上生きます。

名前と分類

名前について
以前は単に「ヒトデ」と呼ばれていましたが、ヒトデ全体を指す言葉と紛らわしいため「キヒトデ」と呼ばれるようになりました。体が黄色とは限らないことから「マヒトデ」という呼び名も提案されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
北海道の厚岸湾では、アサリ漁が大打撃を受けた原因と考えられています。

文化と話題

文化と話題
  • 熊本県の天草地方では「ガゼ」「ゴホンガゼ」と呼び、丸ごと塩ゆでや網焼き、佃煮にして、加熱した卵巣を食べます。
  • 入手しやすく体外で受精するため、受精や細胞分裂の研究に古くから使われてきました。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

キヒトデ(Asterias amurensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo