メスグロヒョウモンは、北海道・本州・四国・九州の林の縁で見られるヒョウモンチョウの仲間です。オスは黄色地に黒い斑点のある典型的なヒョウモンチョウの姿ですが、メスは青緑色の光沢をおびた黒っぽい翅に白い帯があり、別の種類に見えるほど雌雄が違います。暑い真夏はするため、初夏と秋によく目にします。

姿・形

姿
前翅の長さは35〜45mmほどです。オスは黄色地に黒い斑点、メスは青黒い翅に白い帯があります。メスの色合いはイチモンジチョウの仲間に近いとされます。
季節による姿
真夏の暑い時期は夏眠するため、初夏と秋に多く見られます。

間違えやすい生き物

ツマグロヒョウモンArgynnis hyperbius

ツマグロヒョウモンのメスは翅の先だけが黒く、ほかはヒョウ柄です。メスグロヒョウモンのメスは翅全体が黒っぽく、白い帯があります。

間違えやすい理由どちらもメスが黒っぽい模様をもつヒョウモンチョウです。

ウラギンスジヒョウモンArgynnis laodice

オスどうしがよく似ていますが、メスグロヒョウモンのオスは翅の黄色い部分が多めです。

間違えやすい理由メスグロヒョウモンのオスは、ふつうのヒョウモンチョウと同じ黄色地に黒斑の姿です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 平地や丘陵の林の縁
  • 湿った半日陰
分布
北海道・本州・四国・九州に分布し、南は薩摩半島・大隅半島までです(屋久島の記録もあります)。国外では中国、ロシア極東、朝鮮半島などにいます。日本のものは亜種 liane とされます。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜10月

暮らし

活動
年1回発生し、6〜10月に成虫が見られます。ゆるやかに飛び、いろいろな花で蜜を吸います。
冬越し
卵か若い幼虫で冬を越します。

繁殖と一生

幼虫の食草
幼虫はスミレの仲間を食べます。

名前と分類

名前について
かつてはこの種だけを含むメスグロヒョウモン属(Damora)に分けられ、Damora sagana と呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
生息地は点々としていて、いくつかの県でレッドリストに載っています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

メスグロヒョウモン(Argynnis sagana)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo