ヤシャブシは、秋の小さな実がでこぼこした姿になる木です。本州の太平洋側を中心に自生し、崩れやすい斜面を守る植栽にも使われてきました。

姿・形

育つ姿
葉を落とす小高木です。
葉
先のとがった細長い葉に、並んだ葉脈が目立ちます。
花の時期
日本では3~4月に花が咲きます。
実
茶色くでこぼこした実の集まりは、10~11月ごろに熟します。

間違えやすい生き物

ヒメヤシャブシAlnus pendula

ヒメヤシャブシ(Alnus pendula)は葉脈がさらに密で、実の集まりが枝から垂れ下がります。ヤシャブシの実はふつう上向きです。

間違えやすい理由細長い葉と木質の実が似ています。

オオバヤシャブシAlnus sieboldiana

オオバヤシャブシ(Alnus sieboldiana)は実が大きめで、単独につくことが多いです。ヤシャブシは実が小さめで対になって立つことが多いです。

間違えやすい理由葉と実の形が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の尾根
  • 山の林
分布
福島県以南の本州、四国、九州に自生し、太平洋側で多く見られます。
花の時期

3〜4月に咲きます

花 3〜4月 · 実 10〜11月

保全状況

IUCNレッドリスト
DDデータ不足判断できるだけの情報がまだ足りません

文化と話題

文化と話題
  • 「夜叉」という名は、でこぼこした実を夜叉に、染料に使う五倍子になぞらえたものです。
  • ヤシャブシも染料に利用されてきました。
ヤシャブシ(Alnus firma)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo