ニンニクはネギ属の多年草で、香りの強い(球根)を食べるために育てられます。国産の約8割は青森県産で、秋に植えて翌年の初夏に収穫します。名前は仏教の言葉「忍辱(にんにく)」に由来するといわれます。
姿・形
- 姿
- 細長い葉をのばし、地下に薄い皮に包まれた鱗茎をつくります。鱗茎はいくつもの鱗片(かけら)に分かれます。
- 花
- 初夏に花茎をのばし、先に小さな花とをつけます。
間違えやすい生き物
ノビルAllium macrostemon
ノビルの葉は中が空洞の細い管で、鱗茎は直径1.5cmほどの白い玉1つです。ニンニクの葉は平たく、鱗茎は鱗片に分かれます。ノビルは土手や畑のあぜに野生で生えます。
間違えやすい理由どちらもニンニクのようなにおいがあり、花茎にむかごをつけます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 家庭菜園
- 分布
- 原産地は中央アジアと考えられています。日本には中国を経て平安時代ごろまでに伝わっていたと見られ、現在は青森県(とくに十和田市)が最大の産地で、香川県が続きます。
- 好む環境
- 寒さに強い寒地系と、暖かい地域向けの暖地系があります。
育て方
- 育て方
- 秋(9月ごろ)に鱗片を植え、翌年6月ごろに収穫します。冬から春にのびる若い花茎は「ニンニクの芽」として野菜に使われます。
- 増やし方
- 種ではなく鱗片を植えて増やします。
- 毒性
- イヌやネコが食べると、タマネギと同じように赤血球が壊され、血尿や嘔吐などを起こすことがあります。
名前と分類
- 品種といろいろな姿
- 寒地系の「福地ホワイト」がよく出回ります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 日本書紀に出てくる「蒜(ひる)」は、ニンニクではなくノビルの可能性が高いとされます。
- 源氏物語の「帚木」には、熱さましの薬草(ニンニク)を飲んでにおうため、会わずに用件だけ聞くと断る場面があります。
- 青森県田子町は「ニンニクの町」として知られます。
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