オオハキリバチは、日本のハキリバチの仲間ではとても大きなハチです。名前とは違って葉を切らず、マツヤニで巣の部屋を作ります。夏から秋にかけてクズの花によく集まります。

姿・形

姿
体は黒く、胸と腹の第1節に黄褐色の毛が密生します。腹の表面には小さなくぼみがたくさんあります。体長は雌が20〜25mm、雄が13〜20mmほどです。

間違えやすい生き物

キムネクマバチXylocopa appendiculata

キムネクマバチは腹が短く丸く、黒くつやがあります。オオハキリバチは腹が細長い筒形で、つやが少なく小さなくぼみが目立ちます。

間違えやすい理由分類上は近くありませんが、どちらも大きな黒い体で胸に黄褐色の毛が密生します。

クズハキリバチMegachile pseudomonticola

いちばんはっきりした違いは巣の材料です。クズハキリバチはクズなどの葉を切って部屋の仕切りにし、オオハキリバチは葉を使わずマツヤニで仕切ります。巣を見ていないときは、写真だけで見分けるのは難しいです。

間違えやすい理由どちらも木の穴や竹筒などに巣を作る大型のハキリバチです。

すむ場所

分布
北海道から奄美大島まで広く分布します。沖縄本島や八重山の記録は、似た種との関係から見直しが必要とされています。国外では中国、朝鮮半島、台湾に分布し、アメリカ東部とヨーロッパにも入り込んで広がっています。
好む環境
自分で穴を掘らず、竹筒や板壁のすき間、枯れ木の穴など、すでにある筒状のすき間を巣に使います。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜10月

暮らし

食べ物
特によく訪れる花はクズで、花粉と蜜を集めて幼虫の餌にします。
活動
雄は6〜8月、雌は8〜10月に見られます。巣穴のまわりを雄が数匹で飛び回ることがあります。
冬越し
幼虫が巣の中で冬を越し、翌年の夏に成虫になります。

繁殖と一生

巣
筒の中をマツヤニで仕切り、部屋ごとに花粉団子と卵を入れます。部屋が数珠つなぎに並び、入口だけは土でふさぎます。

注意すること

注意すること
おとなしく、自分から人を襲うことはありませんが、雌は毒針を持ち、不用意につかむと激しく刺すことがあります。雄には針がありません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

オオハキリバチ(Megachile sculpturalis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo