オキナヤシは北アメリカ南西部の砂漠のオアシスに自生する、幹の太いヤシです。葉の縁から白い糸のような繊維がたくさん垂れ下がる姿が特徴です。日本では暖かい地域で公園や街路に植えられますが、街でよく見るワシントンヤシの多くは近縁のオキナヤシモドキです。

姿・形

姿
ふつう高さ9〜15mほど、大きなものは20mを超える単幹のヤシで、幹がとても太くなります。枯れた葉は落ちずに幹に垂れ下がります。
葉
葉は直径1〜2mのほぼ円形ので、深く裂けます。色は灰緑色で、裂片の先が糸状にほつれて垂れます。葉柄は1mほどです。
花
を多数つけ、日本では5〜6月に咲きます。
実
日本では10〜11月に黒い実が熟します。

間違えやすい生き物

オキナヤシモドキWashingtonia robusta

オキナヤシモドキは背が高く、幹が細めで、葉は光沢のある鮮やかな緑色です。オキナヤシは幹が太く、葉は灰緑色で白い糸が多く目立ちます。

間違えやすい理由日本で植えられているワシントンヤシの多くはこちらで、両種の雑種もあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 砂漠のオアシス
  • 泉のほとり
分布
アメリカ合衆国カリフォルニア州南部の砂漠を中心に、アリゾナ州の一部とメキシコのバハ・カリフォルニアに分布します。日本に野生のものはなく、関東地方南部より西で栽培できるとされます。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月 · 実 10〜11月

名前と分類

名前について
和名はオキナヤシのほか、シラガヤシとも呼ばれます。ただし事典によってはシラガヤシをオキナヤシモドキの名とするなど、呼び名が入り混じっています。属全体はワシントンヤシと呼ばれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

オキナヤシ(Washingtonia filifera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo