シラガブドウは、ロシア極東・中国東北部・朝鮮半島に広く分布する野生のブドウです。日本ではごく限られた場所にしか自生しておらず、絶滅のおそれがある植物とされています。とても寒さに強く、寒冷地向けブドウ品種の親として使われています。

姿・形

育つ姿
落葉性のつる植物で、茎は長く伸びて広がります。
葉
葉は大きく、五角形に近い形で、浅く3〜5つに裂けることが多いですが、裂けない葉もあります。裏面にはうすい色の毛がありますが、ヤマブドウのように褐色のクモの巣状の毛が厚く覆うことはありません。秋には赤く紅葉します。
花
黄緑色の小さな花が密に集まって咲きます。ふつう雄花と雌花が別の株につきます。
実
直径8〜10mmほどの丸い実が房になって垂れ下がり、黒く熟します。

間違えやすい生き物

ヤマブドウVitis coignetiae

葉を裏返すと、ヤマブドウは茶褐色のクモの巣のような毛が密に生えています。シラガブドウの葉裏にも毛はありますが、そこまで厚くなく色もうすめです。葉の大きさはヤマブドウのほうが大きめです。

間違えやすい理由どちらも山に生える野生のブドウで、葉の形や黒い実がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林縁
  • 川沿いの谷
分布
ロシア極東、中国北部〜東北部、朝鮮半島に分布します。日本ではまれにしか見られません。

名前と分類

名前について
中国や朝鮮半島に広く分布する種としては、チョウセンヤマブドウ、マンシュウヤマブドウとも呼ばれます。日本の山に普通にあるヤマブドウ(Vitis coignetiae)は別の種として扱われるのがふつうです。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
日本では環境省レッドリストで絶滅危惧IB類(EN)とされています。

文化と話題

文化と話題
  • −45 °Cほどの寒さにも耐えるため、ヨーロッパブドウなどとかけ合わせて寒冷地向けのワイン用品種が作られています。

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シラガブドウ(Vitis amurensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo