ヨーロッパブドウは地中海地方や西南アジアで古くから栽培されてきたブドウで、世界のワインの多くはこの種から造られます。山梨県で古くから育てられる「甲州」は、日本では数少ないヨーロッパブドウ系の品種とされます。一方、巨峰やシャインマスカットはアメリカのブドウとの交雑品種です。

姿・形

育つ姿
巻きひげでほかの物に絡みつきながら伸びる、落葉性のつる植物です。
葉
葉は互生し、手のひらのように3~5つに裂け、幅5~20cmです。
花
小さな緑白色の花が房になって咲きます。栽培品種は1つの花に雄しべと雌しべがそろっています。
実
が房になってつきます。野生のものは直径6mmほどの暗紫色ですが、栽培品種では3cmほどになり、緑・赤・紫などがあります。

間違えやすい生き物

ヤマブドウVitis coignetiae

ヤマブドウは山に自生し、葉が直径10~30cmと大きく、裏側に褐色の毛が密に生えます。秋には葉が赤く色づきます。

間違えやすい理由同じブドウ属で、葉や房の形が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • ブドウ畑
  • 庭
分布
もともとは地中海地方、中央ヨーロッパ、西南アジアに野生していました。日本には野生せず、栽培されています。

注意すること

注意すること
犬がブドウやレーズンを食べると、腎臓を傷めることがあります。

名前と分類

名前について
栽培されるブドウ(亜種 vinifera)と、その祖先にあたる野生のブドウ(亜種 sylvestris)に分けられます。野生のものはです。
品種といろいろな姿
甲州のほか、ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど多くの品種があります。シャインマスカットは広島県にある国の研究機関(農研機構)で育成され、2006年に品種登録されたヨーロッパブドウとアメリカブドウの交雑品種です。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 中国には漢の時代に大宛(中央アジア)から伝わったとされます。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo