ムカシヨモギ属は、道端のヒメジョオンやハルジオン、背の高いヒメムカシヨモギなどを含む草の仲間です。細い花びらのような部分が目立つ種類も、ほとんど見えない種類もあるため、花の見た目だけでは見分けにくいです。

このグループの生き物

ヒメジョオンErigeron annuus

ほぼ全国の道端、畑、草原で見られ、6~10月に白い細いを多数つけます。茎は中空ではなく、花期にが消えます。

ハルジオンErigeron philadelphicus

ヒメジョオンより早い春から咲き、つぼみが深くうなだれます。茎が中空で、花期にも根生葉が残る点が手がかりです。

ヒメムカシヨモギErigeron canadensis

背が高く、枝先に小さなを多数つけます。舌状花が短く目立たないため、ヒメジョオンとは花の見え方が違います。

ペラペラヨメナErigeron karvinskianus

関東以西の石垣や河沿いの崖で見られる多年草です。低く広がり、小さな頭花は白から桃色を帯びます。

姿・形

育つ姿
、、多年草があり、地面をはうものから高く直立するものまで姿が変わります。
葉
葉はふつう茎に交互につきます。ヒメジョオンは花のころに根生葉がなく茎の中が詰まり、ハルジオンは根生葉が残り茎が中空になる点が見分けの助けになります。
花の時期
ヒメジョオンは日本で6~10月、ペラペラヨメナは5~11月が繁殖期です。種類によって季節が大きく異なります。
実
小さな乾いた果実にはがあり、風で運ばれます。
見分けるポイント
中央に黄色いが集まり、周囲に白・桃・紫色などの細い舌状花がつく種類が多いです。ただしヒメムカシヨモギのように舌状花がごく短い種類もあります。

間違えやすい生き物

シオン属Aster

白や紫の細い花びらのような部分と黄色い中央部が似ています。ムカシヨモギ属はその細い部分が非常に多い種類が目立ちますが例外も多く、葉と花の下を包む小さな葉が写っていない写真では属までの識別が難しいです。

間違えやすい理由どちらもキク科で、基本の頭花の形がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 道端・空き地
  • 畑・牧草地
  • 草原・山地
分布
ムカシヨモギ属は世界の温帯を中心に広く分布します。日本で身近なヒメジョオン、ハルジオン、ヒメムカシヨモギ、ペラペラヨメナはいずれも国外から入って定着した植物です。
好む環境
身近な外来種は日当たりのよい道端、畑、空き地、石垣などで見られます。属全体には海岸や高山の岩場に生える種類もあります。

繁殖と一生

増え方
一年草と二年草は主に種子で続き、多年草には地下茎や根から再生するものもあります。
種の広がり方
外来の一年草や二年草は多数の種子をつくり、道端や造成地へ広がります。

名前と分類

名前について
ヒメムカシヨモギの学名は現在 Erigeron canadensis で、以前は Conyza canadensis とも呼ばれました。

保全状況

脅威
日本に定着した一部の種類は、草地や農地で在来植物や作物と競合します。

文化と話題

文化と話題
  • ペラペラヨメナは園芸にも使われてきました。
ムカシヨモギ属(Erigeron)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo