クロスズメバチは、黒い体に白い模様がある小さなハチで、主に地中に巣を作ります。中部地方などでは幼虫やさなぎを食べる習慣があります。巣を刺激すると刺すことがあるので注意が必要です。

姿・形

姿
体長はおよそ10~12mmで、黒い体に白い模様があります。

間違えやすい生き物

シダクロスズメバチVespula shidai

本種では目の内側のくぼみが白く、顔の中央下部の黒い縦線は下端まで届きません。小さな写真では難しいため、顔を正面から撮った写真が役立ちます。

間違えやすい理由大きさも黒地に白い模様もよく似ており、同じ場所で見つかることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 平地の林
  • 山地
  • 地中の巣穴
分布
北海道から奄美大島まで分布します。平地から山地にすみますが、地中に巣を作るため市街地では見つけにくいことがあります。
好む環境
主に地中の空間に巣を作ります。

暮らし

食べ物
チョウやガの幼虫など、小さな昆虫を狩って巣の幼虫に与えます。
活動
日本では女王が4月に活動を始め、巣の活動は秋まで続きます。
群れの暮らし
女王と働きバチが同じ巣で暮らすのハチです。
冬越し
巣は一年で終わり、新しい女王だけが単独でします。

繁殖と一生

繁殖期
越冬した女王が春に巣を始め、働きバチが夏から秋に巣を大きくします。
巣
かみ砕いた植物繊維で紙のような巣を作り、ふつうは地中の空間に収めます。

注意すること

注意すること
比較的おとなしいとされますが、巣を刺激すると刺すことがあります。

名前と分類

名前について
「クロスズメバチ」は本種を指しますが、シダクロスズメバチも含めた呼び名として使われることがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 中部地方では、本種とシダクロスズメバチ(Vespula shidai)をまとめて「ヘボ」と呼び、巣を育てて幼虫やさなぎを食べる習慣があります。
クロスズメバチ(Vespula flaviceps)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo