クロラッパタケは、細長い黒いラッパのような姿から名づけられたキノコで、夏から秋に林の地面に生えます。ヨーロッパでは市場にも並ぶ人気の食用キノコで、特にフランス料理でよく使われます。日本にも自生しますが、香りが弱いこともあり、食材としてはあまりなじみがありません。
姿・形
- 姿
- 高さ5〜11cm、傘の直径1〜8cmほどの細長いラッパ形で、傘と柄の境ははっきりせず、柄の根元まで空洞です。ラッパの内側は細かいうろこに覆われ、暗褐色から灰褐色です。
- 育つ姿
- 外側には目立たない細かいひだとしわがあり、灰色を帯びます。肉はとても薄くやわらかいです。一度出ると1か月ほど見られますが、地味な色で地面にまぎれて見つけにくいです。
間違えやすい生き物
ウスタケTurbinellus floccosus
ウスタケは傘が赤みがかった橙色から黄橙色で、うろこに覆われ、肉は白色です。クロラッパタケは全体が黒っぽいので、色で見分けられます。
間違えやすい理由どちらもラッパ形で、クロラッパタケの別名もウスタケだからです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 広葉樹林
- 針葉樹林
- 混交林
- 分布
- 日本を含む北半球の各地とオーストラリアなど、世界に広く分布します。
- 好む環境
- コナラ・ミズナラなどのブナ科やシラカバの林、トドマツ・カラマツなどの針葉樹林、それらの混じった林の地上に、1本ずつ、または2〜3本が束になって生えます。木の根と共生するです。
注意すること
- 注意すること
- 見た目に反して味がよいとされる食用キノコです。日本では鉄板焼き、すまし汁、茶碗蒸し、バター炒めなどに使われます。
名前と分類
- 名前について
- 別名を「ウスタケ」ともいいますが、標準和名のウスタケは形が似た別のキノコ(Turbinellus floccosus)を指すので注意が必要です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- フランス語では「死者のトランペット」という意味の名で呼ばれます。英語ではblack trumpetやhorn of plenty(豊穣の角)とも呼ばれます。
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