ヒメアカタテハは日本各地で5~11月ごろに見られ、世界の広い範囲を移動するチョウです。オレンジがかった茶色のはねに黒い模様があり、後ろばねの裏に目のような小さな丸い模様が四つ並びます。

姿・形

姿
翅の表は橙褐色と黒のまだらで、前翅の先に白斑があります。後翅の裏には小さなが四つ並びます。

間違えやすい生き物

キタテハPolygonia c-aureum

ヒメアカタテハは前翅の先が黒く、白斑が並び、翅の外縁は比較的なめらかです。キタテハは翅の縁が深くぎざぎざし、茶褐色の地に黒点が散ります。

間違えやすい理由どちらも橙褐色と黒の模様をもつタテハチョウです。

アカタテハVanessa indica

ヒメアカタテハは後翅の表の中央まで橙色の模様が広がります。アカタテハは後翅表の褐色部分が広く、外側に赤い帯があります。

間違えやすい理由同じ属で、前翅の橙色・黒色・白色の模様が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 明るい草地
  • 畑の周辺
  • 公園・庭
  • 河川敷
分布
北海道・本州・四国・九州・南西諸島まで広く見られます。世界的にも非常に広い分布をもつ種です。
好む環境
開けて日当たりがよく、幼虫のと成虫が蜜を吸う花がある場所を利用します。
移動
移動性が強く、北海道の十勝地方では年によって見られる数が大きく変わります。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜11月

暮らし

食べ物
成虫はいろいろな花の蜜を吸います。
活動
日中にすばやく飛び、花の周りや低い草の上でよく見られます。
冬越し
関東以南の暖かい地域では、幼虫で冬を越すことがあります。

繁殖と一生

幼虫
幼虫は葉を糸でつづって巣を作り、その中に隠れながら食べます。
幼虫の食草
幼虫はハハコグサやヨモギ、ゴボウなどのキク科植物のほか、イラクサ科なども食べます。

名前と分類

名前について
以前は Cynthia cardui とも呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 和名の「ヒメ」は小さいことを表し、アカタテハより小ぶりな姿に由来するとされます。
ヒメアカタテハ(Vanessa cardui)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo