アムールシナノキは、朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東に自生するシナノキの仲間で、日本には自生しません。初夏、細長いへら形のから淡い黄色の花が房になって垂れ下がります。韓国、中国、ロシアでは重要な木材として利用されてきました。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ30mほどになる落葉高木です。樹皮は灰色で、年を経ると不規則なうろこ状に割れます。
- 葉
- 葉は長さ4~8cmのほぼ円形で、先は細長くとがり、基部は心形です。鋸歯の先に小さな針のような突起があり、葉裏の脈のわきに赤褐色の毛のかたまりがあります。
- 花
- 長さ4~10cmの苞葉のついた花序に、淡い黄色の花が10~30個垂れ下がって咲きます。おもに昆虫が花粉を運びます。
- 実
- 長さ5~8mmほどの楕円形から倒卵形の実で、赤褐色の毛におおわれ、殻は紙のように薄く、指で簡単につぶれます。
間違えやすい生き物
シナノキTilia japonica
シナノキの花にはがありますが、アムールシナノキにはふつうありません。葉や樹形だけで見分けるのは難しく、花を拡大して確かめる必要があります。
間違えやすい理由日本で見られる近い仲間で、小さめのハート形の葉と苞葉のついた花序がよく似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 混交林
- 山腹
- 分布
- 朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東に分布します。日本には自生しません。
- 好む環境
- 土が深く、肥えた土地でよく育ちます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
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