コブチヒメヘリカメムシは、体長約6mmの小さな褐色系のカメムシです。頭のすぐ後ろにある輪のようなくぼみと、先が透明な羽は手がかりになりますが、よく似た種との区別には細部の比較が必要です。

姿・形

姿
頭部とは黄褐色で褐色の小さなくぼみがあり、翅の先は透明です。腹部の縁には黄色と黒色の斑が並びます。

間違えやすい生き物

ケブカヒメヘリカメムシRhopalus sapporensis

前胸背の輪のようなくぼみを確認します。ただし、この形は近い種にもあるため、不鮮明な写真だけでは確実に識別できません。

間違えやすい理由どちらも小さく細長い褐色のヒメヘリカメムシです。

スカシヒメヘリカメムシLiorhyssus hyalinus

スカシヒメヘリカメムシでは透明な翅の先が腹部より後ろへ長く伸びる傾向があります。本種には前胸背に輪状のくぼみがありますが、不鮮明な写真では見分けにくいです。

間違えやすい理由どちらも翅の一部が透明に見える小型種です。

アカヒメヘリカメムシRhopalus maculatus

アカヒメヘリカメムシは翅や腹部に赤み・橙色が強く出る傾向があります。ただし色には幅があり、小さな写真だけでは断定できません。

間違えやすい理由褐色から赤褐色に見える細い体つきが似ています。

ブチヒメヘリカメムシStictopleurus punctatonervosus

同じ属で前胸背に似た半円状のくぼみがあります。体長はふつう7~8mmで本種の約6mmよりやや大きいですが、写真だけで確実に分けるのは難しいです。

間違えやすい理由日本の調査では両種が同じ地域から記録されています。

すむ場所

分布
日本、中国、朝鮮半島などから記録されています。日本では愛媛県などの調査記録があります。

暮らし

活動
愛媛県の調査では5月から9月に採集記録があります。

名前と分類

名前について
以前はブチヒメヘリカメムシ(Stictopleurus punctatonervosus)のや同じ種とされたことがありますが、1993年の再検討で独立した種と認められました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
コブチヒメヘリカメムシ(Stictopleurus minutus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo