ウキクサは池や田んぼの水面に浮かぶ小さな水草で、日本全国で普通に見られます。葉のように見える平たい体の裏が赤紫色で、細い根を何本も垂らすのが特徴です。
姿・形
- 姿
- 茎と葉の区別がなく、幅広い倒卵形のが体のすべてです。長さは3〜10mmほどで、表は緑色、裏はふつう赤紫色です。
- 育つ姿
- 葉状体の裏から長さ0.5〜3cmの根を5〜20本ほど垂らします。芽を出して増え、2〜5個がつながって浮かんでいることが多いです。
- 花
- 花はとても小さく、咲くこと自体がまれです。
- 花の時期
- 5〜9月(まれ)
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 池
- 水田
- 水路
- 分布
- 南極を除くすべての大陸に分布します。日本では北海道から沖縄まで、ごく普通に見られます。
- 好む環境
- 止水や流れのゆるやかな淡水を好み、栄養の多い暖かい水では水面を覆うほど増えます。
- 花の時期
5〜9月に咲きます
花 5〜9月
繁殖と一生
- 増え方
- 秋になると、でんぷんをためた直径1〜2mmほどのをつくります。殖芽は水底に沈んで泥の中で冬を越し、春に浮かび上がります。殖芽は泥の中で4年以上生きていることもあります。
育て方
- 増やし方
- 主に葉状体から新しい体が芽を出して増えます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 「浮草」は夏の季語です。「萍の花」「根無草」「無者草」も関連する季語として使われます。「無者草(ナキモノグサ)」は、秋に姿を消して春にまた現れることからついた別名です。
- 「浮草生初む(うきくさおいそむ)」は七十二候のひとつで、陰暦3月の最初の候にあたります。
- 乾かしたものは浮萍(ふひょう)という生薬として、汗を出す薬や利尿の薬に使われることがあります。
- 根を張らずに漂う姿から、落ち着かない暮らしぶりを「浮き草」にたとえます。
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