モズは農耕地や公園で見られる、全長約20 cmの小さな鳥です。秋には鋭い声で鳴き、捕らえた獲物を枝先やとげに刺す「」を行います。日本ではほぼ全国で繁殖し、積雪地の個体は冬に暖地へ移動します。

姿・形

姿
全長は約20 cmです。オスは茶褐色の頭、黒い、灰色の背、翼の白い斑点が目立ち、メスは腹に波形の模様があります。
声
秋には鋭い声でをし、ほかの鳥の声をまねることもあります。

間違えやすい生き物

タカサゴモズLanius schach

タカサゴモズ(Lanius schach)は黒い尾がはっきり長く、黒い顔の帯が幅広く、背から腰の赤褐色が目立ちます。モズは尾が短く、オスの頭頂が茶褐色です。

間違えやすい理由どちらも黒い過眼線と先がかぎのように曲がったくちばしを持つモズ類です。

アカモズLanius cristatus

アカモズ(Lanius cristatus)は背と尾がより一様な赤褐色で、黒い過眼線が細長く見えます。モズのオスは背に灰色があり、くちばしがより太く見えます。

間違えやすい理由メスや幼鳥は褐色で、下面に細かな模様があり似ています。

見分けたいモズ三種
頭と背尾・過眼線
モズ雄は茶褐色の頭と灰色の背比較的短い黒い尾
タカサゴモズ幅広い黒い過眼線目立って長い黒い尾
アカモズ背と尾が赤褐色細長い過眼線

すむ場所

よく見られる場所
  • 農耕地
  • 明るい林・林のふち
  • 公園・市街地
分布
日本ではほぼ全国で繁殖します。開けた場所に低木や電線などの止まり場所がある環境を好みます。
いる時期
またはで、積雪地では冬に暖地へ移動します。
記録される時期

一年中、毎年記録されています · 記録が特に多いのは11月〜2月

繁殖 3〜8月

日本での観察1,750件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
昆虫、クモ、カエル、トカゲ、小鳥、小型哺乳類などを食べます。
活動
枝先や電線から地面を見張り、獲物を見つけると飛び降ります。捕らえた獲物を棘や有刺鉄線に刺すはやにえを行います。

繁殖と一生

繁殖期
日本ではおもに3~8月ごろに繁殖します。
増え方
春先と初夏の2回、子育てをするつがいもいます。
巣
木や低木に細い茎やつるを集め、カップ形の巣を作ります。
卵の数
1回に4~6個ほどの卵を産みます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 枝先に残されたはやにえは、モズがその場所を使っている手がかりになります。
モズ(Lanius bucephalus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo