ゴマは種子をとるために畑で育てるですが、日本で使われるゴマのほとんどは輸入品で、国内の生産はごくわずかです。夏に葉のわきに白っぽい筒形の花を咲かせ、秋に実る細長いの中に小さな種子がたくさん入ります。
姿・形
- 姿
- 草丈1mほどになる一年草です。
- 花
- 長さ2.5〜3cmほどの筒形の花を、葉のわきにつけます。花の色は白から淡い紫色です。
- 花の時期
- 8月ごろ
- 実
- 蒴果は熟すと先端から裂けて種子がこぼれます。
間違えやすい生き物
エゴマPerilla frutescens
エゴマの葉は長さ7〜12cmの広い卵形で縁がギザギザしていますが、ゴマの葉は細長く縁がなめらかです。花もエゴマは長さ4〜5mmの小さな白い花が穂のように並び、ゴマは長さ2.5〜3cmの筒形の花です。
間違えやすい理由名前に「ゴマ」が入り、種子をゴマのように食べますが、シソ科の別の植物です。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 分布
- 日本の野山に自生する植物ではなく、畑で育てる作物です。国内では鹿児島県(喜界島など)、茨城県、沖縄県などでわずかに作られています。
- 好む環境
- 乾燥によく耐えます。一方で雨が多すぎると生育が悪くなります。
- 花の時期
8月に咲きます
花 8月
育て方
- 育て方
- 暖かい西日本では5〜6月に種をまき、9月ごろに収穫します。発芽には20〜30°Cが適しています。
- 増やし方
- 種をまいて育てます。種子は長さ3〜4mmほどです。
- 毒性
- ゴマはアレルギーの原因になることがあり、重い症状が出る場合もあります。
名前と分類
- 名前について
- インド亜大陸だけに生える野生のゴマ(Sesamum indicum malabaricum)が、栽培ゴマの祖先と考えられています。以前は別種 Sesamum malabaricum とされていましたが、最近の分類ではゴマの亜種として扱われます。
- 品種といろいろな姿
- 種皮の色で白ごま、黒ごま、金ごま(茶ごま)に分けられます。白ごまがもっとも一般的で、黒ごまは香りが強く、金ごまは香りがよいものの希少です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 日本では縄文時代の遺跡から種子が見つかっています。奈良時代には畑で栽培されて油がしぼられ、平安時代の『延喜式』には菓子や薬としての使い道が記されています。
- 漢名の「胡麻」は、紀元前1世紀ごろ西域から中国に伝わったことに由来し、「胡」は中国の外の異民族を指します。和名のゴマはこの漢字の音読みから来たとされます。
- 「ゴマをする」(へつらう)は、すり鉢でゴマをするとあちこちにくっつく様子にたとえた言葉です。「開けゴマ」は『アラビアン・ナイト』のアリババの物語の呪文から来ています。
- 小さな点々の模様を「胡麻斑(ごまふ)」と呼び、ゴマフアザラシの名前もここから来ています。
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