エゴマはシソと同じ種に含まれる一年草で、ゴマのような小さな種を食べることからこの名で呼ばれるようになりました。縄文時代早期の遺跡から種が見つかっていて、中世の終わりに菜種油が広まるまでは、日本の主な植物油の原料でした。地方によってはジュウネンとも呼ばれます。
姿・形
- 育つ姿
- 高さ60〜90cmほどになる一年草です。茎は四角く、葉は向かい合ってつきます。
- 葉
- 青ジソに似ていますが、葉に厚みがあり、独特の香りがあります。
- 花
- 白い小さな花が穂のように並んで咲きます。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 家庭菜園
- 分布
- 東南アジア原産とされます。日本では畑で栽培されるほか、本州から九州の荒れ地や河原にも生えます。
- 好む環境
- 湿り気を好み、乾燥に弱い性質があります。
育て方
- 育て方
- シソと交雑しやすいので、近くに植えないようにします。
- 増やし方
- 種でふえます。
- 毒性
- 葉の香り成分ペリラケトンは、牛などのが大量に食べると害になるとされています。
名前と分類
- 名前について
- この学名はエゴマ(var. frutescens)とシソ(var. crispa)、レモンエゴマ(var. hirtella)などをまとめた種全体を指します。ここでの説明は主にエゴマについてです。エゴマとシソは同じ種の別の変種で、強いレモンの香りがある野生の変種がレモンエゴマです。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
文化と話題
- 文化と話題
- 古い名前は「荏(え)」です。奈良時代に油をとるための栽培が始まり、荏油は灯りのほか、油紙や番傘の防水にも使われました。
- ジュウネンという地方名は、食べると長生きするという言い伝えから来ています。
- 種は炒ってあえ物の衣などに使い、葉は韓国料理で肉を包む「サム」にも使われます。種の油はα-リノレン酸を多く含むことから、近年は健康食品として再び注目されています。
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