トウブハイイロリスは、北アメリカ東部の森や都市公園でいちばんよく見かける木登りリスです。日本ではに指定されていて、野外にはすんでいません。イギリスに持ち込まれたものは、在来のキタリスを追いやってしまいました。

姿・形

姿
頭胴長23〜30cm、尾長19〜25cm、体重400〜600gほどです。背中は灰色で茶色みを帯びることもあり、腹は白っぽく、ふさふさした大きな尾をもちます。

間違えやすい生き物

クリハラリス(タイワンリス)Callosciurus erythraeus

クリハラリスは背中が灰褐色で、腹が淡い茶色から赤茶色です。トウブハイイロリスは腹が白っぽいので、おなかの色で見分けられます。

間違えやすい理由日本の公園や森で野生化している灰色っぽい外来のリスで、どちらも特定外来生物です。

キタリスSciurus vulgaris

キタリスは背中が赤茶色から黒色で、冬には耳の先に長い毛の房が立ちます。トウブハイイロリスは背中が灰色で、耳の房はありません。

間違えやすい理由同じ属の木登りリスで、ふさふさの尾と白い腹が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 広葉樹林
  • 公園
  • 住宅地の庭
分布
アメリカ東部・中西部とカナダ南部が原産です。北アメリカ西部の一部、イギリス、アイルランド、イタリア、南アフリカなどに人の手で持ち込まれ、定着しています。日本では野外で見つかった記録はありません。
好む環境
ドングリやクルミ類をつける大木のある森を好み、大きな木のある街中でもよく暮らします。

暮らし

食べ物
木の実、種子、果実、芽、樹皮などを食べる雑食性で、まれに昆虫や小鳥も食べます。鳥のえさ台のえさもよく食べます。
活動
昼間に活動し、冬眠はしません。木の幹を頭から下りることができます。
群れの暮らし
食べ物をあちこちに分けて埋めて蓄え、場所を覚えておいて後で掘り出します。

繁殖と一生

繁殖期
基本的に年2回出産します(若いメスは春の1回が多いです)
巣
木の枝の上に枯れ葉や小枝で丸い巣を作るほか、木のうろも使います。
妊娠期間
約44〜45日
一度に産む子の数
ふつう2〜3匹(1〜8匹)

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本では2005年に外来生物法の特定外来生物に指定され、許可なく飼育・輸入などをすることはできません。動物園などで許可を受けて飼育されています。ヨーロッパではキタリスの減少や、樹皮をはいで木を傷める被害が問題になっています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

トウブハイイロリス(Sciurus carolinensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo