テリハノイバラは、名前のとおり葉が厚く、強いつやがある野生のバラです。茎は地面をはうように長く伸び、6~7月に甘い香りの白い花を咲かせます。19世紀末に欧米へ渡り、観賞用のつるバラの基礎になりました。
姿・形
- 育つ姿
- つる状に伸びる低木です。茎は地をはい、ほかのものに寄りかかって垂れ下がることもあります。枝は緑色で毛がなく、かぎ形の刺がまばらにあります。
- 葉
- 7~9枚の小葉からなる羽状のです。小葉は厚く、表面は濃い緑色で強い光沢があります。
- 花
- 直径2~3.5cmほどの純白の5弁花で、濃い黄色の雄しべが多数あり、甘い香りがします。枝先に数個から数十個つきます。
- 花の時期
- 6~7月
- 実
- 長さ8~10mmほどの卵球形で、光沢があり、秋に赤く熟します。
間違えやすい生き物
ノイバラRosa multiflora
ノイバラは小さな花を円錐状にたくさんつけます。テリハノイバラは葉が厚くつやが強く、花数は少ないものの一つ一つが大きいです。小葉の数もふつうノイバラより1対ほど多いです。
間違えやすい理由どちらも白い花を咲かせる身近な野生のバラです。
すむ場所
- よく見られる場所
- 海岸
- 河原
- 草原
- 造成地
- 山地の草原・裸地
- 分布
- 本州(青森県の津軽地方より南)、四国、九州、奄美群島、沖縄に分布します。国外では朝鮮半島、中国、フィリピンにもあります。
- 好む環境
- 日当たりのよい海岸や草原、河川敷の礫地などに多く、山間部のブナ帯の裸地にも生えます。
- 花の時期
6〜7月に咲きます
花 6〜7月
名前と分類
- 名前について
- ハイイバラ、ハマイバラ、ツシマイバラなどの別名があります。かつては Rosa wichuraiana という学名でも呼ばれ、現在は Rosa luciae の異名として扱われるのが一般的です。
- 品種といろいろな姿
- トゲがほとんどない型(トゲナシテリハノイバラ)もあります。
文化と話題
- 文化と話題
- 園芸品種のバラを接ぎ木するときのとしても使われます。
ほかの生き物も見てみる
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写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。





