クロスグリは「カシス」の名で知られる黒い実をつける落葉低木です。日本には自生しておらず、国内では青森県が主な産地として栽培されています。実は黒に近い濃い紫色でビタミンCとアントシアニンを多く含み、葉や茎をこするとカシス特有の強い香りがします。

姿・形

育つ姿
とげのない落葉低木で、高さ・幅とも1.5mほどになります。
葉
葉は手のひら状に浅く裂け、縁にぎざぎざがあります。裏面の小さなから独特の香りが出ます。
花
くすんだ白色の小さな釣り鐘形の花が、10〜20個ずつ垂れた房になって咲きます。
実
夏に黒に近い紫色の実が房になって熟します。種子の油にはγ-リノレン酸が多く含まれます。

間違えやすい生き物

フサスグリRibes rubrum

葉や茎をこすってカシスの強い香りがすればクロスグリです。実が黒いこともクロスグリの目印です。

間違えやすい理由同じスグリの仲間で、葉の形や房になる実がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 果樹園
  • 庭
分布
ヨーロッパと北アジアの温帯に自生します。日本には自生せず、青森県などで栽培されています。
好む環境
湿り気のある肥えた土を好みます。

名前と分類

名前について
漢字では黒酸塊と書き、クロフサスグリという別名もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 青森のカシス栽培は、1965年に弘前大学の教授がドイツで苗木を譲り受けて導入したのが始まりです。「あおもりカシス」は2015年、国のの第1号に登録されました。

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クロスグリ(Ribes nigrum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo