ハナミノカサゴは、赤や白の縦じまと扇のように広がる大きな胸びれが目を引くミノカサゴの仲間で、ひれのとげに毒があります。日本では駿河湾より南の岩礁やサンゴ礁にすみます。アメリカの大西洋岸に持ち込まれて大繁殖し、侵略的な外来魚として知られています。

姿・形

姿
赤色・えび茶色・白色の縦じま模様で、目の上と口の下に肉質の突起があります。胸びれは扇のように大きく、背びれのとげは長く伸びます。成魚は全長40cmあまりになり、最大では約47cmとされています。

間違えやすい生き物

ミノカサゴPterois lunulata

ハナミノカサゴは背びれ・しりびれ・尾びれのやわらかいすじに黒い斑点がはっきり並びます。ミノカサゴはひれの斑点がはっきりしないか、ないことが多いですが、大きな個体では斑点が見えることもあり、写真だけでは迷うことがあります。

間違えやすい理由同じミノカサゴ属で、体のしま模様と長いひれがよく似ており、生息場所も重なります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 岩礁
  • サンゴ礁
分布
日本では駿河湾以南に分布します。国外では西太平洋からオーストラリア、オセアニアにかけてすみます。
好む環境
昼間は岩陰やすき間に隠れています。

暮らし

食べ物
肉食で、エビやカニなどのや小魚を食べます。
活動
夜行性で、日没前後から活発に獲物を探します。

繁殖と一生

繁殖期
日没直前に海面近くで産卵します。
卵の数
卵はゼラチン質のかたまりに包まれて浮かび、数日でふ化します。
寿命
記録されている最長寿命は約10年です。

注意すること

注意すること
背びれ・腹びれ・しりびれのとげに毒があります。刺されると激しく痛み、赤く腫れます。重いと頭痛や嘔吐、呼吸困難が起こることもあるため、すぐに医療機関を受診してください。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
脅威
移入先の大西洋やカリブ海では天敵が少なく、在来の小魚を大量に食べて数を減らしています。

文化と話題

文化と話題
  • 主に観賞魚として流通しますが、食用にされることもあります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ハナミノカサゴ(Pterois volitans)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo