ヌートリアは南アメリカ原産の大型のネズミの仲間で、日本ではに指定されています。戦時中に軍服用の毛皮をとるために輸入され、戦後に放されたものが西日本を中心に野生化しました。オレンジ色の大きな前歯が目印です。
姿・形
- 姿
- 頭から尾のつけ根まで40~60cmほど、尾は30~45cmほどです。全身茶色で口のまわりだけ白っぽく、前歯は大きなオレンジ色です。尾は細長く、毛がほとんどありません。
間違えやすい生き物
マスクラットOndatra zibethicus
マスクラットはずっと小さく、尾が左右から押しつぶしたように平たいです。ヌートリアは口ひげが白く、尾が丸いです。
間違えやすい理由どちらも水辺にすむ外来のネズミの仲間で、くらし方も似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 川
- 池・沼
- 水路
- 田畑のまわり
- 分布
- 原産地は南アメリカです。日本では近畿・中国地方を中心に、本州の中西部と四国の一部に定着しています。寒い地域ではくらせません。
- 好む環境
- 水辺の土手や田の畔に、長く複雑な巣穴を掘ってくらします。
暮らし
- 食べ物
- 水草などの植物のほか、淡水の貝も食べます。イネなどの農作物も食べます。
- 活動
- 主に夜に活動します。後ろ足に水かきがあり、5分以上潜ることもあります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 季節を問わず繁殖します。
- 妊娠期間
- 約130日です。
- 一度に産む子の数
- 1回に2~9頭、日本の調査では平均5~6頭ほど産みます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
- 脅威
- 巣穴で堤防や畔が壊れたり、淡水の貝や希少な植物が食べられたりします。絶滅危惧種のベッコウトンボのすみかを荒らした例もあります。
文化と話題
- 文化と話題
- 1939年にフランスから約150頭が輸入されたのが始まりで、1944年ごろには全国で約4万頭が飼われていたとされます。
ほかの生き物も見てみる
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