ヤツデは、大きなつやのある葉と、花の少ない初冬に咲く白い花で親しまれるです。庭や公園だけでなく、暖地の海岸近くの林でも見られます。

姿・形

姿
厚く光沢のある葉は通常7~9つに深く切れ込み、長い葉の柄で茎の先に集まります。
育つ姿
高さ2~3 mほどになる常緑低木で、幹が数本まとまって伸びることがあります。
花の時期
日本では10~11月ごろ、黄白色の小花が球状に集まって咲きます。
実
小さな球形の実は紫黒色に熟し、九州では翌年の5月ごろに熟します。

間違えやすい生き物

トウゴマRicinus communis

トウゴマは茎が赤や紫を帯びることがあり、とげの多い丸い果実を付けます。ヤツデは一年中葉を付ける木で、晩秋に白い小花が丸く集まって咲きます。

間違えやすい理由どちらも大きく深く裂けた葉を持ちます。

カクレミノDendropanax trifidus

カクレミノの若木は葉が2~5つに裂けますが、ヤツデはふつう7~9つに裂けます。カクレミノの花は夏、ヤツデの花は秋に咲きます。

間違えやすい理由どちらも暖地で見られ、つやのある切れ込んだ葉を付けます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 暖地の海岸林
  • 庭園・公園
  • 明るい日陰
分布
本州の暖地から四国、九州、琉球に分布し、観賞用にも広く植えられています。
好む環境
湿り気があり、水はけのよいを好みます。東北地方の寒さには弱いです。
花の時期

10〜11月に咲きます

花 10〜11月 · 実 5月

育て方

育て方
庭木や公園樹、目隠しの木として植えられ、種まき、挿し木、株分けなどで増やせます。
増やし方
種まき、挿し木、株分け、取り木で増やせます。

名前と分類

品種といろいろな姿
葉に白やクリーム色の斑が入る園芸品種があり、'Spider's Web'や'Variegata'などが栽培されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • ヤツデという名前でも、葉が必ず8つに分かれるわけではありません。
  • 「八手の花」や「花八手」は初冬のです。
ヤツデ(Fatsia japonica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo