コウカアブは、黒い体の腹部の付け根に白い窓のような斑紋がある在来のミズアブ科の仲間です。名前の「コウカ(後架)」は便所のことで、幼虫が便所の汚水だめなどに発生することにちなむと考えられています。「便所バチ」とも呼ばれます。

姿・形

姿
体長15〜28mmで、体はほぼ黒く、脚の一部が黄色です。腹部の第1・第2節は細く、白い窓のような斑紋があります。翅は黒褐色の半透明です。

間違えやすい生き物

アメリカミズアブHermetia illucens

どちらも黒い体に腹部の白い斑紋があり、よく似ています。触角がはっきり長く腹部がやや平たければアメリカミズアブ、腹部が上から見て半円形で翅が黒褐色ならコウカアブです。幼虫も、アメリカミズアブは褐色、コウカアブは黒褐色です。

間違えやすい理由色と模様が似ていて、どちらも生ごみや堆肥から発生します。アメリカミズアブは外来種です。

すむ場所

よく見られる場所
  • ごみ捨て場
  • 家畜小屋
  • 汚水だめ
  • 人家周辺
分布
日本のほか、朝鮮半島、中国、ロシア極東に分布します。
好む環境
幼虫は汚水だめやごみ捨て場、家畜小屋など、腐った有機物がたまる場所で育ちます。人家の近くで発生することもあります。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜9月

暮らし

活動
成虫は5〜9月に見られます。

繁殖と一生

幼虫
成熟した幼虫は約20mmで、平たく黒褐色をしており、頭部が前に突き出ています。

注意すること

注意すること
人家の近くで発生すると、不快害虫として問題になることがあります。

名前と分類

名前について
長くPtecticus tenebriferという学名で呼ばれてきましたが、1789年に日本の標本で先に名付けられた種と同じだとわかり、最近の分類ではPtecticus japonicusとされます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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コウカアブ(Ptecticus japonicus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo