ホウキギは、秋になると丸い株全体が赤く紅葉するで、園芸では「コキア」の名で親しまれています。昔は乾かした茎で箒を作るために育てられ、秋田県では実を「とんぶり」として食べます。ホウキグサとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
細い枝が箒のように密に分かれる一年草で、高さは1m以上になります。
花
葉のつけ根に淡い緑色の小さな花が束になってつきます。雄花には黄色い葯があり、雌花は濃い緑色で目立ちません。
花の時期
夏から秋にかけて咲きます。
実
果実は残った萼に包まれ、星のような形になります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
  • 公園・花壇
  • 庭
分布
ヨーロッパから中国にかけてのユーラシア原産で、日本には古い時代に伝わり栽培されてきました。栽培の主な産地は秋田県と山形県です。
好む環境
塩に強く、荒れ地でも根付きます。

繁殖と一生

種の広がり方
枯れた株が根元から離れ、風で転がりながら種子をまき散らします。

注意すること

注意すること
牛などの家畜がよく食べますが、サポニンなどを含み、多量に食べると体に害が出るおそれが指摘されています。

名前と分類

名前について
以前はKochia scopariaという学名で、園芸名の「コキア」はこの旧属名に由来します。現在はBassia属に含まれ、ヒユ科に分類されています。
品種といろいろな姿
観賞用の園芸品種もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 秋田県大館市では江戸時代から実を食べる習慣があり、「大館とんぶり」は2017年にに登録されました。名前は秋田の県魚ハタハタの卵「ぶりこ」に由来するといわれ、「畑のキャビア」とも呼ばれます。
  • 紅葉した後に刈り取り、1か月ほど干して箒に仕立てます。
  • 乾かした果実は「地膚子(じふし)」という生薬になります。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ホウキギ(Bassia scoparia)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo