セイヨウミザクラは、日本で「さくらんぼ」として食べられている果物の多くを実らせる木です。ヨーロッパ・西アジア原産のサクラの仲間で、日本には明治の初めに伝わり、今では山形県が全国の約7割を生産しています。

姿・形

育つ姿
高さ25mほどになることもあるです。
花
春、葉が出るころに白い5弁の花が咲き、ハチなどが花粉を運びます。
実
果実は初夏から夏にかけて赤や黒紫色に熟します。日本の収穫期はおおむね6〜7月です。

間違えやすい生き物

ソメイヨシノPrunus × yedoensis

ソメイヨシノは葉が出る前に白〜淡いピンクの花が枝いっぱいに咲き、実は直径8〜10mmと小さく、あまり甘くありません。セイヨウミザクラは葉と同時に白い花が咲き、実は1〜2.5cmと大きくなります。

間違えやすい理由どちらも春に白っぽい花を咲かせるサクラの仲間です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 果樹園
分布
原産地はイラン北部から西ヨーロッパ、北西アフリカです。日本では山形県が主な産地で、特に東根市の生産量が全国一です。日本でも野生化した例が知られています。
時期

日本の場合

実 6〜7月

繁殖と一生

増え方
多くの品種は自分の花粉では実がつきにくいため、相性のよい別の品種の花粉が必要です。

注意すること

注意すること
熟した果肉以外の部分には、体内で青酸を生じる成分がわずかに含まれます。

名前と分類

品種といろいろな姿
日本で最も多く作られている品種は「佐藤錦」です。実が黄色い品種もありますが、ほとんど出回りません。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 「桜桃」という呼び名は中国から伝わったものです。
  • 太宰治の遺体が見つかった6月19日は「桜桃忌」と呼ばれています。
  • 日本で最初の木は、明治初期にドイツ人のガルトネルが北海道に植えたと伝えられています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

セイヨウミザクラ(Prunus avium)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo