チュウゴクアミガサハゴロモは、中国から入ってきた外来のハゴロモの仲間です。日本では2015年に大阪府堺市で初めて記録され、本州と九州の各地に広がっています。在来のアミガサハゴロモに似た茶色の翅を持ち、果樹や庭木など非常に多くの植物の汁を吸います。

姿・形

姿
成虫は翅の先まで12〜15mmほどです。前翅は茶褐色から鉄さび色で、前のふちの中ほどに白い斑紋が一つあります。幼虫は白色で、おしりから白い糸状のろう物質の束を広げ、背中に小さな黒い点があります。

間違えやすい生き物

アミガサハゴロモPochazia albomaculata

在来のアミガサハゴロモは体に暗緑色の粉をかぶり、白斑がクサビ形です。本種はひと回り大きく、粉は鉄さび色で、白斑は低い三角形〜浅い弧のような形です。日本の雑木林にすみ、主にカシ類で見られます。

間違えやすい理由同じ属で、形も白斑の位置もよく似ています。

ネズミハゴロモMetcalfa pruinosa

ネズミハゴロモは体長5.5〜8mmと小さく、灰色〜褐色の翅を屋根のように立てて閉じます。

間違えやすい理由同じ時期に同じ木で見られる外来のハゴロモ類で、幼虫がどちらも白いろう物質をまとっています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 果樹園
  • 庭木
  • 街路樹
分布
原産地は中国です。日本では2015年に大阪府堺市で初めて記録され、本州と九州の多くの府県から報告があります。韓国やヨーロッパの一部にも侵入しています。
好む環境
とても多くの植物を食べ、リンゴ、ナシ、ウメ、モモ、ブドウ、カンキツ、カキ、イチジク、ブルーベリー、オリーブ、チャなどで加害が報告されています。

暮らし

食べ物
成虫も幼虫も枝や葉から汁を吸います。
冬越し
大阪府の調査では、枝の上の卵で冬を越し、年2回発生すると報告されています。

繁殖と一生

巣
成虫は樹皮を剥いで若い枝の中に卵を産み、産卵の跡は白い毛のようなろう物質で覆われます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
集団で汁を吸うと排泄物にが出て、産卵のための傷で木が弱ったり細い枝が枯れたりします。各県は、見つけしだい捕まえ、卵の入った枝は切り取って処分するよう呼びかけています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

チュウゴクアミガサハゴロモ(Pochazia shantungensis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo