ストローブマツは北アメリカ東部原産のの仲間で、青みがかった柔らかく細い葉が5本ずつ束になってつきます。北海道では明治31年(1898年)に旭川の外国樹種見本林に植えられたのが最初とされ、昭和30〜40年代には国有林や民有林で盛んに植林されました。

姿・形

姿
幹はまっすぐ伸び、原産地では50m以上になる木も記録されています。若木はピラミッド形ですが、老木は枝がまばらな不規則な樹形になります。
葉
針葉は5本ずつ束になり、長さ5〜13cmで、柔らかく青みがかった緑色です。葉の断面は三角形で、白い気孔の線があります。
花
風で花粉を運ぶで、黄色い花粉を大量に飛ばします。
実
松かさは赤茶色の細長い円筒形で、長さ8〜16cm、幅4〜5cmです。やや曲がり、やにが多くつきます。

間違えやすい生き物

チョウセンゴヨウPinus koraiensis

どちらも葉は5本ずつですが、チョウセンゴヨウの葉は太く硬めです。松かさは長さ12〜15cm、太さ6〜8cmと太い卵形で、鱗片の先が反り返ります。ストローブマツの松かさは細長く、少し曲がっています。

間違えやすい理由同じ五葉松の仲間で、葉の数が同じためです。

ゴヨウマツPinus parviflora

ゴヨウマツは葉が長さ5〜6cmと短く、松かさも長さ4〜7cmの卵形です。ストローブマツは葉が5〜13cm、松かさが8〜16cmと細長く、少し曲がっています。

間違えやすい理由日本で身近な五葉松で、葉が5本ずつ束になる点が同じためです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 植林地
分布
原産地は北アメリカ東部で、ニューファンドランド島からミネソタ州、マニトバ州南東部、南はアパラチア山脈沿いにジョージア州北部まで分布します。日本では北海道を中心に、中部地方より北で植林されています。
好む環境
水はけのよい土と冷涼で湿った気候を好みます。乾燥や寒さに強く、マツの仲間としては日陰にもよく耐えます。

繁殖と一生

種の広がり方
種子は長さ5mmほどで、15〜20mmの翼があり、風に乗って散ります。
寿命
成木の樹齢は200〜250年ほどのものが多く、400年以上生きる木もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
脅威
北海道では、ストローブマツに五葉マツ類発疹さび病が出ることが知られ、研究されてきました。この病気は北アメリカの五葉松に特に重い被害を与え、病原菌はスグリの仲間との間を行き来して広がります。

文化と話題

文化と話題
  • 北米先住民のイロコイ連邦では「平和の樹」として敬われています。
  • 帆船時代にはマストに最適な木材とされ、17〜18世紀のアメリカ植民地では良い木がイギリス海軍用に印をつけて押さえられていました。これへの反発は、独立に向けた初期の抵抗の一つになりました。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ストローブマツ(Pinus strobus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo