キハダは日本各地の山地に生える落葉樹です。コルクのような厚い樹皮の内側は鮮やかな黄色で、この色が名前の由来です。秋には青黒い丸い実が熟します。

姿・形

姿
外側の樹皮は淡い黄褐色で厚いコルク質になり、内皮は鮮やかな黄色です。
育つ姿
高さ約15 mになる落葉高木で、太い枝が傘のように広がります。
葉
葉は向かい合って付き、5~13枚の小葉からなるです。
花
で、5~6月に枝先へ小さな黄緑色の花をまとめて咲かせます。
実
球形の実は10月ごろに青黒く熟し、中に5個の種子が入ります。

間違えやすい生き物

タラノキAralia elata

タラノキは幹や葉柄にとげがあり、葉が2~3回に分かれる大きなです。キハダは小葉が1本の軸に並び、葉が向かい合って付きます。

間違えやすい理由どちらも多数の小葉を持つ落葉樹です。

ヤチダモFraxinus mandshurica

ヤチダモも向かい合う複葉ですが、小葉の縁に細かなぎざぎざがあり、実には翼が付きます。キハダの小葉の縁はほぼ滑らかで、実は丸く黒く熟します。

間違えやすい理由どちらも向かい合う大きな複葉を付けます。

複葉の木の見分け方
葉の付き方幹・実
キハダ向かい合うコルク質の樹皮・丸い黒い実
タラノキ交互につく幹にとげ
ヤチダモ向かい合う翼のある実

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の林
分布
日本では北海道・本州・四国・九州に分布し、朝鮮半島・中国北部・ロシア極東にも分布します。
好む環境
主に温帯の山地で育ちます。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月 · 実 10月

繁殖と一生

増え方
雌株と雄株が別なので、実を付けるのは雌株です。

名前と分類

名前について
キワダと呼ぶ資料もあります。タイワンキハダ(Phellodendron amurense wilsonii)は別のとして扱われます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 黄色い内皮は「黄柏」として薬に使われ、黄色の染料にも利用されてきました。
  • 日本の民間薬「陀羅尼助」にも、この内皮が使われてきました。
キハダ(Phellodendron amurense)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo