キリンソウは、初夏から夏に黄色い小さな花をたくさん咲かせるベンケイソウ科ので、日当たりのよい岩場や乾いた草地に生えます。日本各地の海辺から山の高い所まで、幅広く見られます。
姿・形
- 育つ姿
- 茎は肉質で群がって生え、高さは5〜30cmほどです。冬は地上部が枯れ、根もとの芽で冬を越します。
- 葉
- 肉厚の葉が互い違いにつき、長さ2〜7cmの卵を逆さにしたような形か長い楕円形です。縁の先の方にぎざぎざがあります。
- 花
- 黄色い花が茎の先に平らに集まって咲きます。
- 花の時期
- 5〜8月
間違えやすい生き物
エゾノキリンソウPhedimus kamtschaticus
エゾノキリンソウは北海道などに生え、茎が地面をはうように広がり、葉の切れこみが深めです。
間違えやすい理由同じ仲間で、黄色い花と肉厚の葉がよく似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 岩場
- 乾いた草地
- 堤防
- 分布
- 日本のキリンソウは Phedimus aizoon の変種(var. floribundus)で、北海道・本州・九州に分布し、四国にも記録がありますが自生かどうかははっきりしません。国外ではシベリア東部、中国、朝鮮半島に見られます。
- 好む環境
- 日当たりのよい岩の上や堤防など、乾いた開けた場所を好みます。
- 花の時期
5〜8月に咲きます
花 5〜8月
育て方
- 育て方
- 風通しのよい日なたで育てます。寒さに強く、株分け・さし芽・種まきで増やせます。
名前と分類
- 名前について
- 日本の分類では、キリンソウは Phedimus aizoon の変種 var. floribundus として扱われています。葉が細長いものはホソバノキリンソウと呼ばれます。もとはマンネングサの仲間(Sedum)に入れられ、Sedum aizoon とも呼ばれていました。北海道の一部などに生えるエゾノキリンソウを、キリンソウと同じ種とする見方もあります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
- 現状
- 環境省のレッドリストには載っていませんが、京都府ではに選ばれています。造成工事や道路工事、まわりの植物が茂って日陰になることが脅威とされています。
文化と話題
- 文化と話題
- 黄色い花が輪のように集まって咲く「黄輪草」が、のちに想像上の霊獣「麒麟」の字に置きかわったという説があります。傷薬に使う草という意味の言葉がなまったという説もあります。
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