フキは日本各地の沢沿いや湿った草地に生える多年草です。早春に葉より先に出る花の茎がフキノトウで、あとから大きな丸い葉が広がります。フキノトウや葉を支える柄は昔から食べられていますが、肝臓に害を与えることのある成分を含むため、ゆでた湯を捨てて水にさらし、成分を減らします。

姿・形

育つ姿
で広がる多年草です。葉と花茎は地面から別々に伸びます。
葉
葉は幅15~30cmほどで、丸く、付け根が少しくぼんでいます。長いの先につき、縁には細かな歯があります。
花
3~5月ごろ、葉より先に小さな花の集まりを多数付けた花茎が伸びます。若い花茎がフキノトウです。

間違えやすい生き物

ツワブキFarfugium japonicum

ツワブキの葉は厚く光沢があり、秋に黄色い花が咲きます。フキは葉に先立って春に淡い色の花を付けます。

間違えやすい理由丸い大きな葉が似ています。

イワヤツデMukdenia rossii

イワヤツデの葉は手のひら状に深く裂け、白い花が咲きます。フキは丸い葉が目立ち、葉より先に小さな花が集まる花茎を出します。

間違えやすい理由庭ではどちらも長い葉柄に広い葉が付きます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 沢沿い
  • 湿った草地
  • 田畑のあぜ
分布
日本各地の低地から山地に生え、湿った場所では地下茎を伸ばして群落をつくります。
好む環境
明るく湿り気のある土を好み、乾燥が続く場所では葉が小さくなりやすいです。
花の時期

3〜5月に咲きます

花 3〜5月

繁殖と一生

増え方
雄株と雌株が分かれるです。雌株の花茎は花後に高く伸び、白い綿毛のある種子を付けます。
種の広がり方
種子は白い綿毛で風に運ばれます。

育て方

増やし方
地下茎の節から新しい芽を出し、横へ広がります。
毒性
フキとフキノトウにはが含まれます。ゆでこぼしと水さらしによるあく抜きで、この成分の量は大きく減ります。

名前と分類

名前について
フキには、大型のアキタブキ(Petasites japonicus giganteus)とオカブキ(Petasites japonicus japonicus)というがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 日本ではフキノトウや葉柄を食べる文化があり、昔からあく抜きをして調理してきました。
フキ(Petasites japonicus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo