チョウセントノサマガエルは、背中の両側に太い金色のすじが2本盛り上がる緑色のカエルです。朝鮮半島西部の低地の水田や水路、ため池にすみ、日本には分布しません。韓国では生息地の開発などで大きく数を減らし、絶滅危惧種として保護されています。
姿・形
- 姿
- 体長は4〜6cmほどです。背中は明るい緑色で、目の後ろから体の後ろへ淡い黄褐色〜金色の太いすじが2本走ります。腹は赤みを帯びた黄色で、虹彩は金色です。
- 声
- 外から見えるがなく、大きな声ではほとんど鳴きません。
間違えやすい生き物
トノサマガエルPelophylax nigromaculatus
トノサマガエルは背中に大きな黒っぽい斑紋があり、両側のすじのほかに背中の中央にも淡いすじが走ることが多いです。チョウセントノサマガエルには中央のすじがなく、両側の太い金色のすじ2本だけで、体もやや小さめです。
間違えやすい理由同じ属で姿が似ており、韓国では同じ水田で一緒に暮らしています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 水田
- 農業用水路
- 水草の多いため池
- 低地の湿地
- 分布
- 朝鮮半島の西部、とくに西海岸に近い低地にすみます。中国遼寧省にもいる可能性があります。日本では見られません。
- 好む環境
- 水草が多く、きれいな止水を好みます。水質の悪化に弱いカエルです。
暮らし
- 活動
- 行動範囲がとても狭く、1日に10mほどしか動かないため、すみかが壊されると姿を消しやすいです。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 韓国では5月中旬〜6月に産卵します。
名前と分類
- 名前について
- 1931年にトノサマガエルの亜種として記載され、その後長く中国に分布するPelophylax plancyiの亜種とされてから独立種になりました。2023年の研究は両者に違いがないとして同じ種にまとめる案を示しましたが、別種として扱う分類も残っています。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- VU危急野生での絶滅の危険が高いです
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